コマ
『ファクター −使い続けることで見えてくるもの』
text:井内 利彰


 今まで慣れ親しんだ「おふくろの味」。味の意味もわからん頃から食べ続けている味だけに、未だに懐かしく好む味です。でもこれってほんまは「井戸の中の蛙」なんやと思います。ほんま世間にはいろんな味があってそれぞれが特徴がある。そこからまた違ったおふくろの味的なものを見つければ「食」に対する感覚が広がっていき、食べるという行為が楽しくなってくるんやと思います。

 競馬もおんなじようなもんです。自分が競馬にのめり込むようになった要因となるファクター、それが「おふくろの味」なんです。でも競馬を続けていくうちにそのファクターではどうしようもなく負けていく時があります。ただ自分が慣れ親しんだ味(ファクター)だけに負ければ負けるほどそこに頼ってしまう。ほんまはもっといろんな味を知ってりゃあ、そこから脱出する方法はたくさんあるんですけどね。

 JRDBにはそんな「おふくろの味」一辺倒のあなたにはおすすめのシェフが多彩な味を用意して待ってます。

 まずオードブルは「パドック新聞」や「新パドック新聞」でしょう。各シェフが腕によりをかけたファクターがたくさん詰っています。そのなかでお気に入りの料理があれば、そのシェフのコラムをご覧ください。そこはシェフのスパイス(特徴)をたっぷり効かせた内容になっていると思います。もちろんお口に合う合わないはあるでしょうが、癖になってやめられないものもあるでしょう。

 井内利彰シェフがイチオシは「番記者コラム」。そのなかでも「今日の利殖レース」は競馬初心者の方でもわかりやすく魅了できるマイルドな仕上がりになっています。

 ただコラムというには毎回結果が出せるというわけにはいきません。しかし長い期間で見ていただければ「第2のおふくろの味」になる自信はあります。というよりもあなたが知っている「おふくろの味」を塗り替えてくれる味になるでしょう(^^)v

 その他にもいろんなファクターをご用意してお待ちしております。まあデパ地下といったところでしょうか(笑)。試食ができるコーナーもありますので、そこでご自分の口に合うファクターを探していただきたいのです。

 そうするときっと口が肥えて岸朝子さんのように「おいしゅうございます」が口癖になるでしょう。そうなりゃあもうあなたは競馬の鉄人です。

 もちろん「おふくろの味」は大切ですが、ほんとの鉄人になるためには視野を広げてJRDBを楽しんでください。

 確かなスタッフが作り上げた確かなファクター、それがJRDBが誇る最高の料理ですから。


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