厩舎1番馬概要 金子京介@JRDB
厩舎の管理馬をタイプ分けして狙う
・厩舎1番馬というのは、すなわち厩舎の稼ぎ頭。だからこそ、
○厩舎の情報リソースを優先/集中できる
○厩舎の一番の腕利き厩務員が付く可能性がある
○厩舎が得意としている勝負パターン(騎手、ローテ、勝負場、仕上げ方)に持ち込む例が多い
決して漫然と使い詰めになったりせず、効率良く稼げる可能性を突きつめて、その馬が好走可能な条件を厳選してくれるだろうことに期待する考え方です。
・厩舎の自慢の1番馬は、いつの時期でも重賞だとかち合ってしまうので、単に「厩舎1番手だから」と狙えません。
他の厩舎がダラダラと使いそう、あるいは上位ランクの陣営が少なそうな番組に敢えてぶつける、「積極的な『裏の道』狙い」が基本線です。
★馬の入れ替えタイミングの空白
★転厩して来た馬の鍛え直し
★意図的な叩き2戦め以降の格下げ、ハンデ戦狙い
★昨年激走した条件、毎年安定して好走しているコースに戻るパターン
これらが複数絡むタイミングで、積極的に推奨していく方針です。対象となるクラスは、1000万下~オープンに出走している馬。重賞は省きます。
コンテンツとしては、推奨馬を列挙しつつ、おいおい説明して行く流れになると思います。
項目説明
まずは、算出の方法。
・各厩舎ごとに、収得賞金が5位以内の馬を抽出。(本賞金では無い)
・その5頭(同額でダブる場合もあるので、それ以上の可能性もアリ)を、3つに分類。
a:賞金トップ 厩舎内で最も高い獲得賞金を得ている馬。
b:連対実績 過去約1年で連対している馬。
c:在厩上位 賞金順位5位以内で、上記の条件に当てはまらず、在厩中の馬。
各タイプの特徴と狙い方
A:厩舎一番馬
その通り、厩舎の賞金上位一番手となる馬。厩舎のその馬に対する解釈は、そのままローテーションや騎手起用に現れる。
好調をキープしている時は、Bフラグ(後述)も同時に点灯。
Aフラグのみ点灯時は、その馬にしばらく好走歴がないスランプの状態。
昇級することなくスランプのままの馬に突然Aフラグが立つパターンは、
・本来の厩舎一番手が引退して、二番手の馬が一番手に繰り上がる
・スランプになってから転厩し、転厩先で賞金一番手となる場合
などが考えられる。
Aフラグのみが点灯してる馬がスランプ脱出のきっかけとなるのは、大幅な環境の変化があってこそ。
この馬の推奨パターンは、
★休み明けや転厩初戦を含み、フラグが初めて立ってから1~3戦
★芝⇔ダート、400m以上の距離短縮&延長などの大幅な条件変更(思い切った路線転換)
★1年以上前に好走した条件に、久しぶりに戻ったパターン
★その他特殊ローテ(栗東滞在、地方遠征など)
B:実質厩舎一番馬
実際の賞金一番手の馬がスランプか頭打ちとなり、1年以上連対から遠のいているため、この場合は賞金で次点の馬を実質的な厩舎の中心馬とする。
Bフラグのみ点灯時は、同時にランクで上の馬がいるということ。
Bフラグが立っている馬の厩舎は、本来はAフラグが立つ馬と同じレベルにまで押し上げられるポテンシャルがある。
Aフラグが立つ馬に並ぶかそれを追い越すまで、Bフラグの馬は能力を伸ばす可能性がある。
時に、そのクラスを勝たないままの格上げ挑戦を積極的に行う場合も多い。
Bフラグのみの馬の推奨パターンは、
★格上挑戦1~3戦以内
★G1→各重賞、重賞→オープン、オープン→準オープンを含む、降級初戦
★Aと同じく、フラグが点灯して1~3戦目も狙い
C:在厩一番馬
厩舎の看板となる馬が休養中で、現在厩舎にいる馬の中で賞金最上位となる馬。所属するクラスによっては、同時に複数フラグが点灯する可能性もある。
優秀なスタッフの引き継ぎや分散していたリソースの集中など、厩舎のポジティブなムードに乗っかれると言うのが主な好材料。
その当時の厩舎の勢いに左右される要件でもあるので、Cフラグ馬の推奨パターンは、
★直前にその厩舎のA/Bフラグ馬が好走していた履歴があり、その馬が退厩した直後のCフラグ点灯
格上のクラスの馬がちゃんと勝負になるモードにあるまま引き継ぐことが重要
★休養明け1~3戦目に推奨し、その後の使い詰めは期待値が低下するので評価を下げる