今週のレース見解

《1回函館競馬場の使用コースと馬場差》

日目
日付 6/19 6/20 6/26 6/27 7/3 7/4 7/10 7/11
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 1回函館の開幕週となった先週は若干の降雨があったものの、芝ダートともに良馬場で行われました。洋芝の育成状態は良く生え揃ってフカフカの状態で、全体的に時計が掛かり、特に1200mはかなり時計が掛かる競馬になっていました。ダートコースは時計的には標準。ペースが落ち着くと上がりの速い競馬も多々見られました。

 2週目となる今週も芝はAコースを使用。馬場はまだまだ荒れておらず、深い状態のままでしょう。コース的には直線が短い分、3コーナーからの捲り合いの競馬が主体で、先行馬では後続のプレッシャーに負けないことが、差し馬なら勝負所から直線に掛けて加速して立ち回るだけの機動力が必要とされています。

 1200mでは先行馬なら大きな走りで持続することが可能で、差し馬ならキビキビと脚を振り、鋭い加速ができる馬が向いているはずです。芝中距離では上がりも時計も掛かっているため、高いトップスピードが問われない競馬です。450kg前後のコンパクトな馬(つまり普段は速い時計では走れない馬)の台頭がかなり目立っています。胴長や脚長の馬は勝負所からの加速の段階でかなりタルい競馬が目立ち、脚を回して立ち回れるということが要求されています。

 ダートコースは1000mはすべて逃げ先行馬、しかも500kg前後の大型馬で占められており、先行力がありながら、かつ大きなキャパで時計対応することが求められています。1700mは3コーナー手前から後続の捲りが入るため、コーナーで動くことが要求されていることと、上がり3Fが速いということでしょう。つまり必要なのは機動力。ズブい馬は置いていかれるケースが目立ち、基本的なスピードが要求される競馬です。未勝利戦では450kg前後の馬の活躍が目立つのもそういう理由からです。ただし条件戦になると決着時計も速いために、先行力、機動力がありながら馬格も必要という競馬になっています。


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