春の到来を告げる阪神競馬が今週から始まる。馬場整備状況は、昨年の第5回阪神開催終了後、約1ヶ月の間、洋芝の生育を維持するためコース全面にシート養生を行い、さらに3コーナーからゴールにかけての内側に洋芝の苗植え補修が行われている。 芝コースは野芝をベースとしたオーバーシードで施行され、開催日の芝の草丈は洋芝が8〜9cm(イタリアンライグラス)、野芝が約4cm(枯れた状態)の予定。比較的他の競馬場より短めの整備状況であり、速い馬場を想定しがちであるが、昨春の開幕週は雨の影響があったとは言えかなり時計の掛かる馬場であったことを考えると、開幕週=スピード馬場と決め付けるのは危険である。脚質うんぬんよりもIDM等での力比較から組み立てていくのがベスト。 ダートコースは昨年末の変更から引続き、砂厚約8cmでの開催となる。京都開催と同様、コース全面に凍結防止剤を散布しており、中間・当日の雨によって馬場が一変する可能性が大きい。ゴール前に坂があり比較的力の要るコースであるため、良馬場の場合は差し馬に注意。ただし稍重〜不良となれば、逃げ・先行馬が止まらない高速馬場になりうるため、馬場状態にあわせて柔軟に馬券の組み立てを変更する必要がある。
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