3回中京の2週目となった先週も芝はAコースを使用。使われるごとに若干芝が傷み始め、時計は徐々に掛かっていく状況でした。ただ内が止まるような状況ではなく、ロスの少ない馬の活躍が目立っていました。体型や走法の傾向としては、中距離以上で先行して前肢を綺麗に振り出せる馬は、直線を向いてスムースに加速でき、雑な馬や前肢が伸びない馬ほどスピードに乗れない状況でした。脚が長く線が細い馬ほど有利で、骨が太い馬なども脚が遅く苦戦を強いられています。1200mではスピードがあって、かつ脚を持続する才能がある馬はやはり強いということ。小足の馬ほど辛い状況に変わりはありません。 ダートは雨の影響が残り土曜日が不良、日曜日が重。時計的にはかなりの高速馬場となりました。ただ、走る馬の傾向は先週と同じで、基本的に体力・スタミナ戦というもの。大きなキャパがあり、前肢を綺麗に振り出して効率良く走る馬はバテずに押し切るという競馬。キャパが小さい馬ほど苦戦を強いられていました。土曜日の牝馬限定の500万では410kgの馬が勝ったものの、同馬は体重の割りに脚が長く大トビという構造の馬。牝馬戦で体力がない馬が揃い、バテ合いを追い込んだというものでした。1000mでは馬場の脚抜きが良い分、先手を取ってスピードを持続する馬がもっとも強く、あとは非力で小さく、脚が速い馬が台頭するという図式でした。 今週の芝はCコースが使用されます。馬場は外を使う分、状態が良くなりますが、コーナーが更に緩くなる分、差し馬の台頭には注意が必要でしょう。ただ基本的には先行して脚を持続できる馬が中心で、そういった馬がいない状況でなら差しということになります。ダートコースは雨が降ろうと降るまいと、スタミナ戦であることに変わりはないはずです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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