6回中山の開幕週となった先週、芝コースは洋芝を主体に作られ、時計自体は速いものの、芝の質として重いという感じでした。象徴的なのは日曜日の9Rでは500kgを大きく越える2頭の1・2着。他がバテていく中で、キャパの大きさが何より活きる形になっています。また開幕週らしく内外の差が大きかったのも特徴です。ダートコースは開幕週らしく砂の質が重め。土曜日は雨の影響を受け、時計的には速かったものの、日曜日は時計が掛かり気味でした。 今週も芝コースはAコースを使用。1200・1600mでは先行してキャパで押し切るという競馬が多く、外を回って差すことはかなり難しい状況だと言えます。また先行できても走りが小さい馬は坂上で伸びを欠き、苦しいようです。馬格・長い脚・パワーといったものが武器になっています。 内回りの1800mでは従来通り、先行しての脚の速さが決め手になっています。ターコイズSのタイムウイルテルなどが典型例。チューニーは前肢を大きく掻き込んで走る典型的な中山タイプの走法の馬でした。 ダートの1200mでは内を回って直線で体力を残しておくことが重要なのだという結果が多く見受けられました。大きな馬格・大きな走りで押し切ったイダテン、ストライドでバテずに走れるマチカネホマレ、後方で脚を温存して小さな走りだから追い込こめるテンケイという、バテ合いの競馬の中で武器を持っていることが重要です。カイトヒルウインドのように1200mでは遅く、走りも広くて何もできないというのでは問題外ということです。府中とは全く競馬が違うので、これまでの中山実績を調べておくことは重要でしょう。 ダートの1800mは重い砂のキャパ勝負になっていて、先行できて大きな馬格やストライドで大きく走ることでバテ合いを押し切る競馬になっています。極端に小さい馬はかなり苦戦を強いられそうです。2・3着馬はかなりズブい馬の台頭が目立ちました。先行馬が潰れてくれるので、体力勝負の厳しい競馬が得意の馬であれば良さそうです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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