3回東京の4週目となった先週は、土曜日の朝までに多少の降雨があり、芝は影響をあまり受けなかったものの、ダートは時計が掛かるようになっていました。土曜日はこれまでで最も時計が掛かる4。日曜日は馬場が乾いていて、時計的に少し速くなっての−2。共通しているのは馬格のある大きな馬が有利だったことと、先行馬でラチ沿いを回った馬が有利だったこと。そして重い砂で体力が問われてバテた馬が続出する中、体力のある差し馬が浮上するという構図でした。 芝コースは土曜日がこれまでと同様-14。軽く相変わらず速さが求められる状況で、加速力・瞬発力が要求される状態でした。しかし日曜日になって馬場が痛み始め、後半は徐々に時計が掛かっていく状況でした。そして加速力よりも、直線の坂・坂上の伸びがかなり重要なウエイトを占め、坂上でギアが上がることが要求されていました。大きな走りができる馬が有利な状況だったと言えます。 4回東京となる今週からは芝はCコースが使用されます。コーナーは更に大きくなり、内外の差が小さくなるばかりか、直線への加速もしやすくなるコース変更なので、より坂と坂上で大きな走りができる馬が有利になってきます。特に馬場が痛んでくると、脚を持続できる長さもより重要になってきて、方向としては差しに変化するでしょう。 ダートコースはとにかく時計が掛かっています。大きな馬格の馬がスケールで走りぬけるというのが体力の無い2歳戦や、強いメンバーが揃った時のレースといえます(サイレントディールやハギノハイグレードなど)。条件戦などの弱いメンバーの場合は馬格が450kg程度でも、無駄が無く効率の良いストライドで最後までバテずに走りぬく体力がある馬が好走する可能性が高いといえます。
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