芝コースは、全8日Aコース使用となる。前日にかなりの雨が降ったので開催当日の馬場が心配されたが、土曜日は好天に恵まれ風も強く、馬場の回復は早かった。2歳新馬で速い時計が出たり、開幕週らしい良いコンディションで行われたことは何より。短距離戦ではたまに追い込みが決まったレースもあるが、基本的には前に行かないと厳しい。ただ中距離以上だと早めに動いて長く脚が使えるタイプなら、そのままの勢いで持たせることは可能。少しでも雨が降ると、福島の次くらいに水はけはあまり良くないコースなので馬場の傾向は掴み辛いが、好天なら先週末の競馬と変わらず、良い状態で迎えることはできるだろう。 ダートコースは、例年の速い決着より少し掛かる感じはしたが、それでも好時計は出ていた。日曜の大沼Sの1分44秒0は優秀。短距離戦ではやはり前にいないと辛いし、中距離でもある程度器用さが必要で前に行ける馬の方が断然有利。差し馬であれば内で器用に立ち回れる馬か、強引でも良い脚が長く使え4角で完全に射程圏に入れておく必要がある。 土曜日は先週に引き続き斉藤正弘Jが、日曜は服部茂史Jと今年600勝を達成した渋谷裕喜Jが参戦する。斉藤Jが乗る中ではイエヤスがホッカイドウ競馬3歳馬の中でトップクラスの馬だけに期待は持ちたいが、ダートでは時計が足りない。ホッカイドウ競馬の中での注目は、日曜の服部Jが乗るレイナフェリス。母はオギティファニー、夏の北海道シリーズで短距離で活躍したりダービー卿CTを制した快速馬だった。父コマンダーインチーフには似ず、母の体型を受け継いだこの馬は芝でこそスピードが生きるタイプ。服部Jもかなり手応えを感じているので穴で一考してみては…。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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