今週のレース見解 戻る

《1回函館競馬場の使用コースと馬場差》

日目
日付 6/21 6/22 6/28 6/29 7/5 7/6 7/12 7/13
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 芝コースは、全8日Aコース使用となる。昨年開催終了後、損傷した芝コースの芝張替え補修(約3,500m2)を行った。開催当日の芝の長さは、平均12cm(従来通り)の予定となっている。洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェイク)で競馬は行われ、開催中は毎週月曜に芝刈り(約8cm)を実施する予定。馬場状態により、移動柵にてコースの変更を行う場合もある。また、晴天が続いた場合は、芝の生育管理のため、散水を行う場合がある。

 この時期は「エゾ梅雨」と言われる独特の気候で、本州の方々が思うほど雨が少ないということはなく、昨年は週末になると必ずと言ってよいほど雨に祟られ、馬場の悪化が進んでいった。決して梅雨がない、などということはなく、その辺りは天候に十分注意して頂きたい。今日までは天候に恵まれており、今週は良い天気で行われることを期待したい。小回り、しかも中央競馬10場の中で最も直線の短いコースの函館だが、それを理解している騎手たちが早めに動いていくし、力の要る芝で時計は割と掛かるので、案外差し、追い込みも嵌まるケースが多い。今週に関しては開幕週だけに、天気が良ければ前有利の競馬になりそうだが、土曜日の競馬で傾向を改めて探りたいところだ。

 ダートコースは、昨年開催終了後、路盤を点検した後クッション砂を洗浄し、砂厚8.5cmにて敷均した。なお、晴天が続いた場合は、競走馬の事故防止のため散水を行う場合がある。函館のダートは時計が速く、前に行った方が断然有利。これは今年も変わらないと思う。差し馬なら捲りに行ける長く良い脚を使える馬しか狙い目はない。

 今週はホッカイドウ競馬から土曜2頭、日曜1頭が挑戦。騎手は土曜が中村裕司、服部茂史が、日曜は斉藤正弘が参戦する。中村は御神本訓史と同期で、目立たないが素質は買われていた騎手。昨年は35勝を挙げトップ10入りを果たし(9位)、今年は現在4勝で18位。ただ、調教中の脱臼などあり休んでいた時期もある。服部は昨年カツマサケンとキョクイチバンブーで大波乱の立役者となった。JRAでの勝利をきっかけに、昨年は夏の旭川から大ブレイクし、53勝を挙げてリーディング6位に入った。騎乗機会の多さもナンバー1、今年は開幕日に落馬負傷しながら、すぐに復帰する怪物振りを見せ、現在9勝を挙げ9位に付けている。斉藤は昨年惜しくも2位になったが、道営での獲得賞金では五十嵐冬樹を抜いて1位。今年は昨日の4勝、そして今日も既に前半のレースで勝ち星を挙げ28勝、五十嵐とは12勝差の2位となっている。JRAでも昨年は勝ち星を挙げており、騎乗依頼も結構来る騎手だ。


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