芝コースは、今開催全日がAコースを使用する。今年の道南地区の冬は、1月に芝馬場上から積雪もなくなり、又2、3月の平均気温は高く芝も順調に生育している。4月上旬より、根部の更新、肥料散布、散水等良好なる馬場状態で開催を迎えるべく管理を行っている。今年の芝刈りは昨年より約10日ほど早く(6cm)行った。開催まで5回芝刈りを行っている。芝の長さは従来通り平均12cmとなる。 いよいよ始まる北海道シリーズ。例年好メンバー、騎手も揃うだけに楽しみな開催となる。芝コースは洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスタ)で多少時計は掛かるコンディションになるとは思うが、絶好の馬場で臨めるだろう。雨が降っても、以前のようなグシャグシャなコンディションになることはなくなった。 中央競馬の中では、最も直線の短いコースではあるが、騎手がそれをわかっているので、勝負所から上がっていく差し馬の台頭は、案外多く見られる。開幕週とはいえ、逃げ先行断然有利と考えず、力関係をきっちり把握した上で臨むべきである。脚質面からは、短距離戦や均衡したメンバー構成なら、内枠先行馬を狙う、という程度に考えた方が良いだろう。 一方ダートコースは、昨年の開催終了後、クッション砂の洗浄を実施。砂厚については従来通り8.5cmで調整し管理している。晴天が続いた場合、競走馬事故防止のため散水を行う場合がある。 他場に比べると案外時計は速く、全体的に砂が軽いのかもしれない。それだけに、逃げ先行馬は有利な馬場。差し馬なら、良い脚を長く使える馬でないと厳しいコースだ。 今年から中央場所も同じくしてクラス編成が行われる。例年通り降級組は有利だが、この時期だと3歳馬も急激に力を付けて来るので、IDMの流れや馬体表記などから成長力などを考慮して通用するかの判断をしていくのが良い。 土曜日にはホッカイドウ競馬のリーディングジョッキー、五十嵐冬樹騎手がやってくる。昨年、全日本2歳優駿(G2)を制し一躍全国区になった五十嵐騎手は左海騎手と同い年。JRAでも昨年勝利を収めているし、結構乗り鞍も揃いそうだ。また先日の地元重賞を制した佐々木国明騎手も若手のホープ、彼も土曜日に乗りに来る。是非注目して頂きたい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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