4週目となった東京開催ですが、金曜日の雨が馬場に影響を与え、芝ダートともに土曜日の午前中は「不良」の発表。ダートは馬場が締まって脚抜きが良く時計の速い決着が目立ち、非力なタイプの活躍も目立ちました。馬場は徐々に乾いていったものの、この傾向は午後まで続きました。日曜日は午後になるにつれて非力な馬の苦戦が目立ちはじめ、通常の良馬場に近い状態まで回復しました。 芝コースは思ったほど馬場が悪くなく、稍重といった感じの状態でこれも土曜日の午後には良馬場に近い状態。日曜日は午前中こそ少し時計が掛かる傾向だったものの、午後からは完全な良馬場の状態でした。 4回東京が行われる今週から芝はBコースが使用されます。Aコース使用時に馬場が荒れてきているため、Bコースの最内はこれまでほど絶対的な有利にはなりません。Cコース仮柵跡の内側が最も馬場の良いところとなります。またこれまで軽い芝の瞬発力勝負で苦しんだ馬の台頭も、馬場が荒れるにつれて目立つようになってきます。これまでのレースで脚は残っているのに前との差を詰めきれなかった馬が狙いでしょう。 ダートコースは今週は雨の予報なので、脚抜きの良い馬場になるかもしれません。幅のある馬は突出しては高いパフォーマンスを発揮できず、非力で腰の高い馬や脚の長い馬の台頭もありそうです。
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