今週のレース見解

《2回東京競馬場の使用コースと馬場差》

日目
日付 1/26 1/27 2/2 2/3 2/9 2/10 2/16 2/17
-9 28 - - - - - -
-20

-17
-26

-10
- - - - - -


A1 A1 A1 A1


 先週の東京競馬は、気候の急変に振り回された観がある。底冷えした土曜日、土砂降りの日曜午前、そして日曜午後はポカポカ陽気。走る側も見る側も、もうひとつ状況を把握しきれないまま競馬が行われ、その結果として日曜だけで馬連万馬券が6本も出るという大波乱の一日になった。

 日曜は芝・ダートともに不良だったが、ダートではミスタープロスペクター系が大不振。2100mでワン・ツーした以外は1頭も連絡みできなかった、というのは特筆して良いだろう。ちなみに、昨秋の京王杯2歳Sの日も大雨で不良馬場だったが、その時のダートではほとんどミスプロばかりが連に絡んでいた。

 京王杯のときは前が止まらない馬場だったが、先週の日曜日は差しが有利な馬場だった。つまり、同じ不良でも馬場の性格はまったく逆だったわけ。面白いといえば面白いが、難儀といえば難儀だ。とにかく「雨降った→脚抜き良くなる→先行有利」という単純な考え方では通用しないので、一旦棚上げしてしまった方が良い。先行有利になる場合が多いことはたしかなんだけれど。

 芝の番組は少なかったが、不良で一日競馬をしたのだから、さすがにラチ沿いには傷みが見られるようになってきた。当然、今までのジリ脚型全盛の状況は変わってくるはずで、ピンポイントできっちり加速できる切れ味のある馬が食い込む余地が出てくるだろう。

 今週のメインは共同通信杯。クラシックに繋がる重要なステップレースだが、今年はジャングルポケットやメジロブライトのような目玉はいない。やや小粒なメンバーによる混戦が予想される。

 格で上位なのはオープン2勝のサンヴァレーとシンザン記念2着のチアズシュタルク。ただし、この2頭はこの距離に実績がないのが不安材料だ。ならば、シンザン記念は4着に終わったが強敵相手に渋太い戦いを続けているアイアムツヨシに期待したい。以下では、ダート1200で2連勝してきた大物外国産馬・ココモキングの戦いぶりにも注目が集まる。


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