今週のレース見解

《1回東京競馬場の使用コースと馬場差》

日目
日付 1/5 1/6 1/7 1/12 1/13 1/14 1/19 1/20
-10 -8 -10 -15 -15 -12 - -
-18 -16 -14 -26

-21
-21 -18 - -


A1 A1


 年末年始の変則日程もようやく終わった。今週からは平常通りの2日間開催に戻る。あっという間の1回東京で、今週は早くもアメリカジョッキーズクラブカップが行われる。実績馬に有利な賞金別定で行われるので、例年スターホースの冬場の一叩きとして使われることが多いレースである。冬の中山の名物レースとして親しまれているが、今年は日程変更のため東京競馬場で行われる。

 いろんな距離でレースが組めてしまうところが東京競馬場のすごいところだが、それにしても「東京芝2200m」というのは特殊な条件で、重要な競走はダービーの指定オープンのプリンシパルステークスがあるだけ。ほとんど馴染みの薄い競走条件である。

 コース形態としてはスタートしてすぐに1コーナーに飛び込んでいくので、ペースが上がりにくい、という特徴がある。であるから、逃げ馬には充分注意を払いたい。前回東京で行われたAJCCではカネツクロスが影も踏ませずに逃げ切りを収めた。今年はジーティーボスがエントリーしている。内枠からすんなり逃げを打てるようならば、侮れない存在になるかもしれない。

 上がりだけの競馬になりやすいので、サンデーサイレンス産駒にかなり向いたコースである。今の東京競馬場は、けっしてサンデーサイレンス産駒が走りやすい芝の状態ではないのだが、先週の京成杯といい今週のAJCCといい、重賞に限ってはサンデーサイレンス産駒に有利な条件が揃っている。単純に「サンデー消し!」などと先走らないようにお願いしたい。個人的には、ボーンキング、マチカネキンノホシ、スパークホークの争いと見ている。

 再三言うとおり、芝コースはそれほど荒れていない。先週になって少し傷んだ部分が目立ってきたが、まだ良好な部類である。イン差しがバンバン決まっているのだから、冬枯れた見た目にだまされないようにしてほしい。

 ダートコースの馬場差は日によって変動が少なからずある。一日の中でも昼休みに散水をしていたりするので、一定していない。乾燥しやすい時期なので、基本的には馬格のある力馬タイプが有利だが、当日の馬場を見ないと断言しづらい部分も大きい。


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