今週のレース見解

《5回中山競馬場の使用コースと馬場差》

日目
日付 12/1 12/2 12/8 12/9 12/15 12/16 12/22 12/23
-27

-25
-25 -27

-24
-24 -25

-22
-22 - -
-26 -23 -34

-30
-30

-20
-32 -27 - -




 中山の芝は異常に速い状態のまま最終週を迎えることになった。こんなに時計の速い中山は、記憶にない。来年の暮れはおそらく連続開催で芝はボロボロになることと思うので、この記憶は後世に語り継ぐ価値があるだろう。

 そんな中で飛び出したのが、フェアリーSでの芝1200「1.07.8」という2歳レコード。あのヤマニンパラダイスの時計を更新する快記録である。勝ったサーガノヴェルを貶めるつもりは全くないが、このレコードにはそれほどの価値はないと思う。これだけの高速馬場でレコード決着になると、内枠を引いたことがそれだけで大きなアドバンテージになってしまう。3着までには内枠から距離損なく回って来た馬が入線している。これは後付けでいうのではなくて、前日コラムで指摘しておいたとおりである。

 ダートに関しても、この冬の中山は異常に時計が速い。日曜のダート1200の未勝利戦を勝ったココモキングは良馬場で「1.10.9」というタイ・レコードを出したが、これはなんと25年ぶりの記録だった。つまり中山ダート1200を25年ぶりに1分10秒台で走った2歳馬、ということになる。馬場の影響はあるが、これは掛け値なしに速い。全般的にいって、この暮れの中山の新馬は豊作だった、といえると思う。

 さて、今週はいよいよ有馬記念。ここ2年と違って今年は引っ張る馬もいるし、馬場も絶好である。「時計の速い有馬」というのが一つのポイントになると思うが、さてどうなるだろうか。


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