今週のレース見解

《５回中山競馬場の使用コースと馬場差》

日目	１	２	３	４	５	６	７	８
日付	12/1	12/2	12/8	12/9	12/15	12/16	12/22	12/23
芝	-27 ～ -25	-25	-	-	-	-	-	-
ダ	-26	-23	-	-	-	-	-	-
コ－ス	Ａ	Ａ	Ａ	Ａ	Ａ	Ａ	Ａ	Ａ

　年末の中山開催が始まった。ただし、年明けの開催が府中に振り返られているので、この開催は年内の４週間だけで終わるという変則日程になっている。

　例年12月開催の開幕週は速い時計が出ることで有名だが、秋に芝があまり傷まなかったので、今開催の芝コースはいつもの年にまして絶好のコンディションになっている。今週も引き続き良好な状態で競馬が行われることができそうだ。

　今週のメイン競走は２歳牡馬のＧ１レース・朝日杯フューチュリティＳ。クラシックを目指すような２歳馬は年末のラジオたんぱ杯に回るケースが増えているので、近年では必ずしも最強馬決定戦とは言えなくなっている。

　ただし、今年は２歳戦線自体が中心馬不在で、混沌とした状況である。東京スポーツ杯２歳Ｓを快勝したアドマイヤマックスが印象的には一つ抜けた存在だが、朝日杯には札幌２歳Ｓの勝ち馬・ヤマノブリザードがエントリーしており、これがこのレースも制すようなら最優秀２歳牡馬の最有力候補になるだろう。他にもデイリー杯の勝ち馬・ファストタテヤマ、京王杯の勝ち馬・シベリアンメドウ、新潟２歳Ｓの勝ち馬・バランスオブゲーム、京都２歳Ｓの勝ち馬・アドマイヤドン、福島２歳Ｓの勝ち馬・カフェボストニアンなど、各ステークスの勝ち馬がこぞって参戦を表明しており、今年の朝日杯は近年稀に見る大混戦になった。馬券を離れても興味の尽きないレースになりそうだ。