今週末から始まる年末恒例の中京開催。今開催の芝コースは、前4日がAコース、後4日がCコース(内柵から5m外へ移動)を使用する。野芝に洋芝(イタリアングラス)をオーバーシードした馬場で競馬が施行される。夏の開催終了後、約8,000m2(3〜4角・ホームストレッチ・1〜2角)の芝張り替えが実施された。 中京開催は連続開催ということがない唯一の競馬場で、雨の多い夏開催以外は本当に良いコンディションで競馬が行われることが多い。特に開幕週は絶好のコンディションなのは間違いない。基本的には小回りだけに逃げ、先行馬が有利。4角で内外の有利不利がはっきりしたコースで、先行馬にしても内々にいる馬が良い。内々を立ち回れる器用な馬なら差し馬でも十分勝ち負けできる。だから前半戦は内枠の逃げ、先行馬を狙うのが最も良い。 ダートコースは前開催終了後、路盤の点検とクッションの砂厚調整が行われた。クッション砂厚は、従来通り7.5cm。力を要する馬場で、上がりが掛かる競馬も割かし多い。だから小回りとは言っても脚質的には先行馬が多少有利かな、程度に留めておいた方が良いだろう。ただ、千米は内枠の先行馬は断然有利。外枠に逃げ馬がいると、3角までかなり脚を使って早めに内に入らないといけない分不利になる。 また、昨年はここから勝てなかった未勝利馬が500万下に混じって、という状況だったが、今年は既にその力関係もわかった状況で迎える形になる。例年以上に平穏な競馬になりそうな雰囲気だ。もちろん、IDMや騎手の比較が重要なコースであるので、その辺りも入念なチェックは必要だろう。
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