今週のレース見解

《5回東京競馬場の使用コースと馬場差》

日目
日付 11/3 11/4 11/10 11/11 11/17 11/18 11/24 11/25
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A1 A1 A1 A1 A2 A2


 天皇賞当日の東京競馬場は、多数の入場人員が予想されるため、後半は障害馬場を解放してそこにも観客を入れるのが通例である(ダービーの日もそう)。そのため、日曜の後半は芝のレースばかり行わなくてはならない(ダートコースは障害馬場と隣接しているから)。そのしわ寄せとして、土曜にはダートのレースが多く回される、という番組構成になっている。

 先週の週中は好天が続いたが、G1を待っていたように日曜は午前中から小止みない雨天になった。これで去年の天皇賞(秋)から今年のダービーを含め、府中のビッグレースは3回続けて重馬場で行われたことになる。雨の中で芝のレースを立て続けに行うから、当然芝の傷みは急速に進んだ。内が傷んでいるから外を回して間に合う馬場だ。天皇賞の上位3頭はともかく、4着のイブキガバメント、5着のダイワテキサスともに典型的な外差しの馬なので、コース利を存分に活かしての入着と言えるだろう。

 今週から東京競馬は連続開催の2回目になる。仮柵が撤去されて本柵での競馬だが、A1コースは前回開催の開幕週しか使用されていないので、良好な状態が保たれている。今週はまた内を通る瞬発力型の馬に注意を払いたい。血統的にはなんといってもサンデーサイレンス産駒。

 ダートは依然として高速コースである。雨の影響はあまり関係なかった。アメリカのトップホースをJCダートに招待する以上、東京競馬場を転圧によってアメリカに近いダートに設定する技術はすでに確立済みということだろう。

 その中でダート1600「1分33秒3」というクロフネによる驚異的なレコードが樹立された。もちろんクロフネの凄さは馬場云々を超越した次元であるが、注意したいのは2着のイーグルカフェ、3着のシンコウスプレンダともに芝での実績がある馬だということだ。ここまでの高速ダートになると、旧来のイメージのダート馬よりも芝で結果を出せるだけのスピードがある馬の方が有利になる。血統的にいうと、ダートでしか実績のないような種牡馬の産駒は割り引いて考えた方が良いだろう。

《4回東京競馬場の使用コースと馬場差》

日目
日付 10/6 10/7 10/13 10/14 10/20 10/21 10/27 10/28
-22 -22

-20
-20 -20 -7

-12
-12 -3 -6

+4
-27 -27 -29 -29 -25

-23
-23 -27 -29


A1 A1 A2 A2 A2 A2



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