今開催の札幌は全8日間Aコースを使用する。昨年の札幌開催終了後、3〜4角及び正面を中心に傷んだ芝の張り替えを約6,400m2分実施した。今年は、4月初旬の雪解け後、天候にも恵まれ芝の生育は順調の様子。馬場のコンディションは良好。なお、開催日の芝の草丈は約12cm。 ホッカイドウ競馬が行われた6月中旬まで、緑鮮やかな芝コースを見ていたし、競馬が終わると、スプリンクラーが作動し、芝に散水される様子を目にしていたが、本当に素晴らしい開幕を迎えることができるだろう。後は、当日の天候だけ。このコースは独特の形態もあってか、脚質、コース取りを問わず実力通りに決まることが多い。開幕週とはいえ、逃げ、先行馬有利とは思わず、あくまでも力関係の把握に焦点を合わせた方が無難。 ダートコースは、昨年の札幌開催終了後、路盤の補修及び細かくなったクッション砂の洗浄を実施。クッション砂の厚さは従来通り8.5cm。ホッカイドウ競馬が約2ヶ月行われたが、それを見ていた時の印象からすると、随分時計が速い馬場だと感じた。2歳戦の時計が、例年以上に1分01秒台を出す馬が多かったのは、レベルが高いのは勿論あるが、時計を出し易い馬場だったことも後押しした要因と言える。函館ダートも時計が速かったし、それに対応していた馬は大丈夫。兎に角、速い馬場に対応できる馬でないと辛いだろう。かといって、逃げ、先行馬有利ともいえず、芝との狙い同様あくまで力関係の把握をきっちりすることが大事だ。 今開催の札幌は注目レースが多いし、過ごし易い気候も手伝ってか素質の高い2歳馬も軒並みデビューしてくる。
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