芝コースは、今開催全日がAコースを使用する。いよいよ始まる北海道シリーズ。例年好メンバー、騎手も揃うだけに楽しみな開催となる。芝コースは洋芝で多少時計は掛かるコンディションになるとは思うが、絶好の馬場で臨めるだろう。雨が降っても、以前のようなグシャグシャなコンディションになることはないし、今週は天候にも恵まれそうだ。 中央競馬の中では、最も直線の短いコースではあるが、騎手がそれをわかっているので、勝負所から上がっていく差し馬の台頭は、案外多く見られる。開幕週とはいえ、逃げ先行断然有利と考えず、力関係をきっちり把握した上で臨むべきである。脚質面からは、短距離戦や均衡したメンバー構成なら、内枠先行馬を狙う、という程度に考えた方が良いだろう。 一方、ダートコースは、他場に比べると案外時計は速く、全体的に砂が軽いのかもしれない。昨年もレコードが出ているし、その時計も普通に考えれば相当速いものだが、時計が出やすい馬場であることを改めて確認した方が良いだろう。それだけに、逃げ先行馬は有利な馬場。差し馬なら、良い脚を長く使える馬でないと厳しい。 そして、中央開催より一足早く、クラス編成が行われるのも毎年恒例。しかも、今年の場合は、従来の900万下が1000万下になり、現5歳以上の馬が2000万下となるので、古馬陣にも降級のチャンスが巡ってくる。例年通り降級組は有利だが、この時期だと3歳馬も急激に力を付けて来るし、今までと違った考え方で競馬に取り組んだ方が良いだろう。また、中央開催の前に、ここで各世代の力関係を把握しておくことも、一つの楽しみになる。兎に角、この函館開催から始まる北海道シリーズには、大いに注目して頂きたい。 なお、函館開催は、東京、中京でも全レース発売されることになります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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