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★本日のメイン

新潟11R
韋駄天ステークス
◎13.チェイスザドリーム
○08.スリーパーダ
▲16.ファイアダンサー
△03.ショウナンハクラク
△02.ブーケファロス
△10.ディヴィナシオン

新潟競馬場は天候悪いらしいですけれども、雨が降るわけではないですよね?雨が降るのは月曜日からのはず。
だいぶ馬場も悪くなって、土曜日の直線競馬では強風でもないのに56秒台半ばの追い込み決着が発生しました。オープンクラスでも56秒台で決まるのなら、ある程度考え方を変えないといけないのですが…。
飛節の折りが深くて筋肉量があり、手先がキレるというタイプのチェイスザドリーム。直線競馬は向いていると思いますね。ジャスパージャックも1000m勝ち履歴があるのですが、こちらは結構疲れているのでは?高齢で上がり目もないですし、同型にピッタリ張られるようだと我慢が効かないのでは。
スリーパーダも、直線競馬初めてで変わり身を期待したいタイプ。明らかに馬体は良いのに、脚が短すぎて高レベルの芝1200mだと通用しないという馬。持久力が本当にないので、この条件で変わり身を見せてもらいたいところです。
ロードベイリーフやアイアムハヤスギルなどの、高齢馬はあまり期待かけたくはないですね。

京都11R
高瀬川ステークス
◎03.カセノミオ
○11.エピックジョイ
▲12.フラップシグナス
△15.ケイアイアニラ
△14.フェルヴェンテ
△09.エルゲルージ

あんまり強力な先行馬がいないメンバー?
ここ4走の比較をすると京都ダート1400mがベストだとはあまり思えない履歴に見えるんですが、カセノミオは今回絶好枠。隊列もかなり有利そう。これで負けるなら、しばらく京都ダートでは評価を下げましょう。
エピックジョイはここ最近の条件クラスでは見ないぐらい、本当にお尻がバカでかい馬なのですが、背中がグッと落ちこむ明確な背っ垂れ体型。バランスの悪い姿勢をしているのですが、馬力はあるので、走りのリズム・バランスが噛み合わないと止めどもなく調子を崩すという馬でした。
なので、走れている時に、調子がいい時に高いパフォーマンスを連発するタイプだと思っています。格上げ云々よりも自身との争い。
フラップシグナスは間違いなく馬体の形は良いと思うんですが、前走は思った以上にしょうもない競馬ぶりでした。今回は先行勢不在、スンナリ前で運べれば変われると思うんですが。

東京11R
優駿牝馬
◎07.ステレンボッシュ
○05.コガネノソラ
▲09.ラヴァンダ
注01.ミアネーロ
△12.チェルヴィニア
△10.アドマイヤベル

今年は桜花賞からオークスへ向かう馬がどういうわけか例年よりも少なく(たった6頭)、他路線の比率がだいぶ増えています。出走ボーダーも落ちて、前走未勝利勝ち馬が出走できるぐらいになりました。
その結果、格が落ちる馬のレースぶりがどうなるかは想像しにくい部分があります。レベル高いと言われつつもスピード寄りのタイプが多い桜花賞組が少ないばかりか、有力馬5頭はみんな追い込みに近い差し馬ばかり。ショウナンマヌエラが今回も先導する可能性はありますが、まあ誰も追いかけはしないでしょう。
前走中距離に出走していて、一応折合の苦労が少なく距離は持つタイプの比率が例年より上がるということ。桜花賞組は、みんな脚質や差し方に癖があるタイプばかりなのに、中距離馬にレースの展開を任せて、ペースを預ける形になります。

しかし今年の別路線組は、桜花賞組の性能が高いのであまり言われてきていませんが、結構レベルが高そうな時計を記録していますよね。
桜花賞の決着時計1分32秒2が史上3位の好時計とは言われているものの、ミアネーロが勝ったフラワーC(結構悪い馬場で行われることが多いレース)も、1分48秒0は史上2位の記録。アドマイヤベルが勝ったフローラSも、1分59秒0はなかなか速い記録ですし、これも史上3位らしいですね。極めつけに、コガネノソラが勝ったスイートピーSは1分45秒6という、かつてない水準の好記録。これもレースレコードとなっているようです。
なんとなく、桜花賞はメンバーレベルが高く結果もいい記録、それ以外の別路線はスピードのない馬・レベルの低い馬が集まって、低調な記録となりがち…。というイメージが残るもので、10年に7年ぐらいはその解釈でも正しかったりします。しかし今年は、「別路線馬が中距離のスピードレースに慣れている」「中距離で戦うなら、桜花賞組が瞬発力で断トツではない」とは言えるんじゃないでしょうか?
例年であれば、直線に向くとレベルの低い別路線組が既に疲れていて、有力馬があんな後方にいるのは不安…というような位置であっても、馬群が相当バラけていてルートが多数見つかるので、人気馬が直線の半ばをスルスル抜け出してきてしまう…というのがオークスではありがちな光景。
しかし、いつもは弱い方だとみなしていた別路線組ですが、今年はレベルが高そうだと。2000mを2分フラットで走れてしまう水準の馬が、どうやら今年は8頭9頭もいるわけですよ。例年のオークス直前追い切りではただの鈍足馬が3分の1ぐらい占めているものですが、今年は走りの精度が低いタイプはいても、脚を回せない、動きがトロい馬はほとんどいなかったように見えます。前走未勝利勝ち直後の馬ぐらい。
一瞬の脚を一気に使い切ろうとする乗り方の、ライトバックやスウィープフィートは、今年はだいぶ苦しくないか?と考えています。クイーンCの形を再現したいクイーンズウォークも一緒。例年であればインベタで我慢していれば、出走馬の半数が疲れて垂れるので、意外と苦労せず直線でスイスイ馬込を縫って伸びる…というイメージが湧くのですが、今年はある程度中距離馬が我慢効く方だと見ているので、スクラムを組んで進路を空けずにいるのでは?そもそも十分余力がある状態で直線に向けるかもわからないのに、大外へ張り出すロスは必至ではないかと思います。
その点で、距離に融通が利きそうなタイプであり、折合にも行き脚にもそれほど苦労していないステレンボッシュの方が、桜花賞有力馬同士の比較では有利だと言えるでしょう。

また、今年は別路線馬の質が高いと見ているためもありますが、意外と馬群を苦にせず、直線でブレてくる他馬の挙動に怯まず馬群を割って出られる気質・性能がある馬が有利になるのでは?と思っています。東京の芝は相変わらず馬場状態が絶好、内を通った馬が明らかに有利、外を回るとだいぶロスになる、と思っているので。
中間の追い切りでかなり動けていて、桜花賞から気配一変確実と言われているチェルヴィニアも、アルテミスSのように先行する形の方がむしろ期待大なのですが、それ以上にフラワーCで内を捌いたミアネーロ、フローラSで内を捌いたラヴァンダの2頭は大いに期待したい所。
早いタイミングの仕掛けをしてもなかなか垂れないタイプが、今年の展開の主題となると感じているので、コガネノソラとチェルヴィニアの強気先行には注目していますし、充実一途の気配を見てコガネノソラにはちゃんと一度直線先頭に立つ競馬をしてほしい所です。








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