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★本日のメイン

中山10R
中山大障害
◎03.マイネルグロン
○07.ネビーイーム
▲05.ダイシンクローバー
△04.ジューンベロシティ
△11.マイネルレオーネ

マイネルグロンは中山大障害コースの経験が全くないのですが、それでも2走前・前走見た馬体の充実ぶりは素晴らしいものがあって、今年のメンバーではどうしてもこの馬を推奨せざるを得ません。
前走、石神深一騎手にスイッチして、その時の感触が非常に良かったこともあったようです。自分もパドックを見た感じ、勝つなと思って推奨はしたんですが、完勝でしたね。
4000m級の距離、日本一高い障害を複数こなす条件において、マイネルグロンの何がいいかと言われれば、かなり四肢が長い部類なのに腰がしっかりしていて、後肢を捌く支点が他の馬よりも高いこと。筋力過多でずんぐりした体格でもありませんし、シャープに四肢を捌けます。この形でスタミナがない、ということはないはず。
石神騎手も過去にオジュウチョウサンに乗って、中山の大障害コースを勝つためのレース運びを何度も経験したことが糧になっているはず。前走使った反動などがなければ。
他で注目したいのはネビーイーム。キズナ産駒は非力なバネ型があまり生まれず、骨量多めで筋肉質の巨漢タイプの方が出世しやすい傾向なのですが、この馬も胴・脚ともに長くて追走にズブさがあり、やや四肢を持て余し気味のタイプ。
障害OP入りしてから、決め手の足りない面は見せていても、バテたことは一度もありません。徐々に体が固まりつつある中で、今回の我慢比べでスタミナ性能を見せてくれそうな気配は感じます。
ダイシンクローバーは昨年の中山GJのトンデモな馬場状態でかなり追走に苦労していましたが、最後に良い脚を繰り出して直線だけで3着に浮上。決して重馬場が上手なわけではないのに、ここ1年間はずっと雨に祟られすぎ、という履歴でした。
中山の坂を全く苦にしていない腰つきの良い馬ですし、距離も斤量も大丈夫。前走は61kgを背負っていましたし、何より高田潤騎手が怪我から復帰した最初の鞍。4コーナーの進路選択も悪く、仕掛けミスのように見えました。高田潤騎手の騎乗勘も戻れば…。それと安田隆行調教師が残り2カ月ですし、おそらくこれが最後のG1挑戦になるはず。最後に良い仕上げで出てきてほしい所です。
ジューンベロシティは4走前に中山GJに出走しているのですが、最後の周回は最後尾。中山のアップダウンの多さや大障害をあまり得意としてなさそうな様子でしたが、どんなものでしょうか。良馬場なら違うんでしょうか?障害馬としての能力が高いのは間違いないのですが、3000mクラスが得意な馬かも。
それならば、ビッシリ仕上がっていると感じるマイネルレオーネの評価を高めた方がいいかもしれません。

ニシノデイジーは中山GJでの大敗、そして前走の大出遅れが気になる所。体型も微妙ですし、調子を大きく崩しているかもしれません。

阪神11R
阪神カップ
◎17.ウイングレイテスト
○14.アグリ
▲16.アサヒ
△12.ララクリスティーヌ
△01.ダノンスコーピオン
△03.エエヤン

5回阪神の6日目までがAコース、最終週だけ仮柵をBコースに移動します。
しかし先週の阪神芝で好走した馬の通ったルートを見ると、ことごとく外ですね。やや外ではなく大外。別にそこまで雨に祟られた開催が続いたわけではないのですが、悪化するのが早いか?とは思いました。
気温も一気に下がって土曜日の最高気温も6℃か7℃程度だそうですし、日照もイマイチだそうで、だいぶ肌寒くなると。よっぽどいい手入れをしないと、芝は悪化の一途でしょう。土曜メインの時点で、もうボロボロに掘れやすく馬力が必要な状況になっているのでは?
今年の阪神カップは、牝馬の軽さやバネがあまり通用しにくく、牡馬の大型馬、骨量多いタイプの大トビが大分有利になりやすいレースになるのではないかと推測しています。

ウイングレイテストはここ2走、ブリンカーの効果が覿面だったのは間違いないのですが、追い切りの動きも抜群に良いんですよね。もともとセンスのいいフットワークをしていて雑な動きをしないタイプなのですが、ひとつ重賞レベルで好走したというキッカケを得て勘所を掴んだことで、さらにフットワークのレベルが一段階上がったように見えます。
ここ2走は速い時計の馬場をクリアしてはいますが、腹ボテ体型でやや骨太タイプでもありますし、元々荒れ馬場も歓迎だったほう。充実一途で重賞連勝を期待したいところです。
アグリは元々1200mの忙しいペースが苦手で連勝したのは1400〜1500m。しかし速い流れに付き合うのが苦手だとは言え、ここ2走は舐めた競馬をしすぎでしょう。ちゃんとポジションを取って…とは思いますけれども、そもそも早くにマイル路線に軌道修正をしていればよかったはず。もちろんここでも狙い目です。
アサヒはかなり追い切りで良い動きをしていましたが、もともと中距離でも走れそうなぐらい前足を大きく振りかぶる大トビでした。切れる脚はあるので、道中揉まれずに競馬できるなら性能は高い方。
一瞬はイクイノックスと馬体を併せた瞬間があったほどの馬で、相手が強化することもあまり苦にならなさそうな雰囲気はあります。外が伸びるなら絶好の枠でもあるので、期待してみたい場面。

ママコチャは1分7秒台決着になった北九州記念にあっさり対応できましたし、スプリンターズS制覇のラップ内容を見ても、スピードが勝ったタイプでしょう。3走前の安土城Sも物凄く速いタイムでした。
1400mを複数回勝利しているとはいえ、血統もあってガッチリしている形に見えません。スピードで上回るママコチャを、他のスタミナタイプがいじめるレース展開になるのではないかと思っています。

中山11R
グレイトフルステークス
◎10.ニシノレヴナント
○11.リビアングラス
▲08.ヒシゲッコウ
△04.キングズパレス
△02.プリマヴィータ

近走大敗続きの馬がが多すぎ、良い馬が少なすぎ。ハンデ戦で背負うとはいえ人気3頭の取捨だけでは?
単純に脚力があるので、適性云々よりも安定感抜群のキングズパレスがどうなるか。
ただ、馬体比較からはニシノレヴナントの55kgが有利ではないかと思っています。
差し馬有利になっている馬場状態も一つプラスですし、使いつつレース内容も上向くばかり。キングズパレスに対しての有利もあろうかと思います。
リビアングラスは、単純に先行してごり押しできるレベルの高い馬。一定の走破力がこれだけ必要、となる基準として扱います。

体型的にかなり癖のあるタイプばかりなので、パドック全体のレベルは相当低そう。デキがいいというだけでも加点材料になりそうですね。








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