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11/20をもちまして、JRDBを退職することとなりました。3年半という短い期間でしたが、皆様の的中報告やお声かけに大変勇気づけられました。心より感謝申し上げます。
京都11R マイルCS ◎Fエルトンバローズ ○Hシュネルマイスター ▲Jセリフォス △@ソウルラッシュ △Eダノンザキッド  セリフォスの位置取りが読めないが、仮に昨年のような後方一気の競馬にかけてくるとしよう。そうなれば上位人気に支持されている実力馬のほとんどが「差し」「追い込み」脚質ということになる。そういう状況になると、後続勢が牽制し合い、直線で先抜けした馬が後続の追撃を振り切る展開になりそうな予感。そういった経緯を踏まえると、エルトンバローズがマイル王者に最も近い存在であると思う。    エルトンバローズは「展開やトラックバイアスに恵まれて連勝している…」という声をよく聞く。確かにラジオNIKEEI賞と毎日王冠は開幕週の内前有利馬場と展開に恵まれたというのは事実だ。しかし、見逃してはいけないのがこの馬の「成長力」だ。  4月の未勝利戦を制した時はまだ重苦しい感じの馬体だったが、走るたびにスッキリとしたフォルムに進化。前走は正直若干太いか?という仕上げだったが、それでいて勝ったのだからポテンシャルは高い。1度使ったことで前走以上のデキが見込める。先述した先抜けのさえ競馬できれば、勝つ確率が最も高い馬だとみて1番手評価とした。  相手筆頭はシュネルマイスター。調教系の指数が上昇しており、ここに向けて究極の仕上げを施してきた感が強い。展開や隊列、トラックバイアスに依存するため、ぶっ飛ぶ可能性は否めないものの、究極体のシュネルマイスターであればその困難を吹き飛ばすのではないかと見ている。  セリフォスは能力面で文句をつける必要はないだろう。調教系指数的にも問題ない。ただ、気になる点を挙げるなら、夏負けしたという点。人間もそうだが、熱中症になると内蔵系のダメージは想像以上にキツい。軽い症状であったとしても、数週間は本調子になれないほどである。そこの調整が狂った分、100%のセリフォスではないかもしれない。となると▲評価が妥当か。 (注釈)セリフォスが熱中症になったという事実は分からないが、夏負けを広義に捉えた。  ソウルラッシュは、直線の末脚勝負になるとやや分が悪い気がする。なので、ある程度前目の位置取りを確保できれば残せるか。  ダノンザキッドは距離が長かった前走を除けば、地元では崩れていない。その前走は大敗したものの、蹄が良化していて、総合的に見れば悪いことばかりのレースではなかった。適距離で見直したい。




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