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中山11R オールカマー ◎Nウインマリリン ○Jノースブリッジ ▲Mマリアエレーナ 注Aタイトルホルダー △Eジェラルディーナ △Fガイアフォース △Lローシャムパーク ☆Gゼッフィーロ 「タイトルホルダーの状態が何割なのか」  これが今年のオールカマーの全てではないだろうか。2走前の日経賞を見る限り、5歳になって競走能力が衰え始めているとは思えない。本レースが有馬記念なら話は別だが、あくまでオールカマーなので8割程度の状態でも勝てると思っている。ただ繰り返しになるが何割の状態なのかが読めないので、この馬を軸にするのは怖い。  となると、タイトルホルダーが8割未満の状態の場合なら勝利し、8割以上であれば連は外さないであろう馬を軸にする。この方針が最適解か。  もう1点、気にしなくてはならないのが馬場状況。Cコース初週かつ、雨が止んで馬場の内側から乾いていくコンディションになると、外差しに構えた馬は間に合わないだろう。  以上2点を踏まえると、ある程度能力が高く、前々で運べる馬を狙う形が良さそう。そうすると浮上してくるのが8枠の牝馬2頭、マリアエレーナとウインマリリンだ。     (筋肉ゴリゴリでないという意味で)小柄なマリアエレーナは、55sの斤量で走ることは間違いなくプラスに働くだろう。だが、急坂のある中山コースでは実績ほど信頼できないのが本音。ただ状態面は良いと思うので圏内に食い込む余地があると見て▲評価に。  長々と引っ張ったが、◎はウインマリリン。やや消去法的アプローチになってしまったが、2年前のこのレースの勝ち馬であり、忘れられがちだがGT馬でもある。9着に敗れた前走の札幌記念は、前崩れの展開を3番手で追走したのだから息切れを起こしても致し方ない。中4週以内のローテーションでは、5回走って5回とも掲示板内を確保しているように、使い詰めているときは状態に不安がないという証。大外枠からサッと先行してそのまま押し切りたい。  対抗評価としたノースブリッジ。時計の掛かる馬場が得意で、中山2200mでは重賞勝ちの実績もある。近走は比較的前の位置で競馬ができているので、スムーズに回ってくることができれば勝機もあると思う。  昨年の勝ち馬であるジェラルディーナは乗り替わりがカギ。昨年の横山武史騎手のような内で我慢してサッと抜ける競馬ができれば勝てるかもしれないが、消極的に構えて勝負所で外を回す競馬になると、間に合うかどうかが微妙。日曜日の馬場が外差し有利のトラックバイアスであれば評価を上げるべきだか、現状読めないので△に。  ガイアフォースは距離延長で折り合いがつくのかが課題。マイル戦ではダッシュ力の問題で中団からの競馬になっているが、この距離なら好位付近で運んできそう。  ローシャムパークは重賞タイトル持ちとはいえ、勝ったレースがレベルの高くなかった函館記念。一気にレベルが上がるのでそこへの対応力が問われる。様々な展開に対応できるようになってきたので軽視はできないが、かといって高い評価は付けられない。  追切指数を伸ばしてきたゼッフィーロが☆印。2、3着なら間に合うかも。



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