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札幌11R キーンランドC ◎Kトウシンマカオ ○Mナムラクレア ▲Dウインマーベル 注Hジュビリーヘッド △Cキミワクイーン △Oシュバルツカイザー △Aナランフレグ △Gシナモンスティック  レースレベルはそこそこ高いので、勝つためにはある程度の実力が必要だろう。安定を求めるなら実績十分かつ斤量も手ごろなナムラクレア。ただオッズ妙味を考えると、同馬を推すにはやや物足りない感がある。ということを考慮して、実績面の不安はなく、近走不運続きのトウシンマカオを狙いたい。  4走前の京阪杯で圧勝したが、以降3戦は人気以上の着順に入れず。ただあまりにも不運なレースが続いているので、着順は気にしなくてもいいと捉えている。  その内容を詳しくみてみると、シルクロードSは内有利決着で大外枠が響き、高松宮記念は位置取りを確保できず万事休す。そして前走の函館SSは最内枠が仇となり、窮屈になる場面があった。と、まともに走れていないのだ。  今回は内過ぎず外過ぎずな枠を引けたので、スムーズに回ってこれる確率は高い。筋肉ゴリゴリのスプリンターではないので、57sに斤量が下がる点もプラス要因だ。  冒頭で取り上げたナムラクレア。「走りの面」では、これといった弱点はないと思う。道悪もこなせるし、揉まれる競馬でも大丈夫。懸念点は走り以外の面。具体的に挙げると、脚元の状態だ。前走のヴィクトリアマイルでは右前蹄に裂蹄防止テープを巻いていた。その状態で走ったのだから、レース後には多少なりともダメージが出ていたはず。  そこのケアが十分にできていれば今回は確勝級だが、どちらに転ぶかは走ってみないと分からない。そういった点を踏まえた上で2番手評価とした。  昨年2着のウインマーベルは、脚さえ溜まれば堅実に末脚を伸ばしてくる。出遅れてしまうと脚が溜まらず大抵ダメなので、今回はスタート次第。  押さえ必須なのはジュビリーヘッド。言わずと知れた洋芝巧者で、前走の函館SSも強引な競馬ながらも2着と善戦。昨年の同レースはスムーズさを欠いたレースだったのでノーカウントでOK。あとは揉まれず運ぶことができれば。  控える競馬でも難なく対応して見せた前走のキミワクイーン。あの走りが再現できるなら上位に食い込むことは可能だろう。ただ、適性(洋芝や道悪)単品でみればG1好走組にも引けを取らないが、能力差を鑑みると高い評価はつけがたい。  決め手が光るシュバルツカイザーと、前が止まれば…のナランフレグと、前が止まらなければ…のシナモンスティックが押さえ。



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