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★本日のメイン

函館11R
函館2歳ステークス
◎13.ベルパッション
○07.クールベイビー
▲02.ロータスワンド
△09.ナナオ

函館競馬場は土曜日にかなり強い雨が降るそうで、だいぶ心配です。
まだ馬体も甘々な2歳7月の若駒同士で、追い切りもそう動いている馬は少なく。フットワークの精度はかなり低い馬同士の争いで、さらに馬場も悪化すると。だいぶタフな状況ですね…。
直前で外ばかりしか伸びない、外枠しか来ない、なんて変なトラックバイアスになっていないかチェックはしておきましょう。

また、函館2歳Sも日程が変更されて函館開催の6週目になったことで、別路線からの流入がかなり少なくなり、中距離を使ったり2歳OPを使ってからここに向かうパターンがだいぶ減りました。
おおよそほぼ全てが前走函館芝1200m1着馬、たまに芝1000mかダート1000m勝馬が混じってくるかどうか、ぐらい。芝1000mは完全にスタートダッシュ勝負、仕上がり勝負であり、レベル自体は低い方。ダート1000m勝馬が、函館2歳Sを勝つことはほぼないので軽視でいいはずですが。
これだけ過去のローテーションパターンが絞られて、似たような質の競馬をしてきた馬同士であれば、注目すべきは単純にレースぶり&メリハリの利いた質の高い差し競馬をしてきたかどうかではないかと思います。

ベルパッションはかなり良いレース運びでしたね。
スタートは出遅れたものの行き脚がちゃんとついて、先行集団の後ろで掛からず脚を溜め、直線若干斜行した形にはなったものの、外に持ち出してからズバ抜けた反応を見せました。2着馬も先行しつつ結構まともな脚を使っていたのに、これを楽に差し切ったので、だいぶ弾ける動きができるセンスがある方だと思います。
直前の追いきりでは内にモタれたり手前替えをミスしていたり若さは出ていましたが、タフな競馬を高いレベルで凌いだ経験が上回るのでは?と見ていますし、松田大作騎手が連続騎乗ならそういう若さゆえの癖対策は何かしてくるでしょう。
クールベイビーは中間の追い切りもかなり動いていたので評価をアップさせましたが、こちらも初戦のレースぶりがなかなか。スタートを出しても行かせず敢えて譲って2列目の内で我慢し、明らかに遅いペースなのに耐えて進ませ、直線で外に持ち出して鋭く脚を使うと。ベルパッションに負けず劣らず良い内容。6頭立てでしたけど、結構いい馬が先行していて旨い事練習になりました。
この2頭は「今回馬場がタフになって競馬も難しくなるなら」→「差す競馬を試した経験がここで生きる」と考えてのレースぶり評価です。
ロータスワンドは単純に馬が良くて、まあそれなりに短距離早熟血統ですよね。追いきりの動きも良かったと思います。初戦と同じくスンナリ運べるのなら。函館2歳Sでなかなかそんなことは起きませんが。
ナナオは中間の動きがかなり良かったのでちょっと拾いました。

ちょっと他は馬場が悪化するとすぐスタミナ切れを起こしそうなほど、フットワークがガサツな馬ばかり。
今回の出走馬がたまたま函館新馬で勝っただけで函館2歳Sに進ませている陣営が今年は8割、厩舎が函館リーディング争いを繰り広げているなどの本気度も感じ取れません。函館に出走させた馬がみんな好調なのは、今回のメンバーだと中竹厩舎か小栗実厩舎ぐらいですよね。

中京11R
関ケ原ステークス
◎06.レッドラディエンス
○09.リフレーミング
△06.サウンドウォリアー
△07.ダノングロワール
△08.レヴェッツァ

まだ3歳馬の合流がなく、3勝クラスで頭打ちになっているメンバーばかり。
中京競馬場は曇る割にかなり蒸し暑くなるとの話なので、夏場に強さを見せそうな馬がいるのか、でしょう。あとは逃げの手に出て意外と残ってしまうパターンがあるかどうか。

レッドラディエンスは追い切りでかなり動いたようなので、ここなら逆らいません。
相手を見て先行する可能性がある馬、先行する意欲がありそうな馬を相手に並べましたが。

福島11R
バーデンバーデンカップ
◎10.オタルエバー
○02.ウィリン
▲09.タイセイブリリオ
△04.ビアイ

今週から仮柵はBコースに移動。もともとAコース2周目も芝が結構剥げて内ラチ沿いだけは悪くなっていましたが、逃げ差しフラットになったかな、ぐらいで前行く馬が脚質不利になるほど密度の薄い芝ではなかったと思います。芝がまともに生えているので、Bコースになった初日は前が有利でしょう。内枠がどれぐらい良いのか、ですね。
夜中の雨量が大したことなかったのか、雨マークは出ていたのに土曜日の明け方の発表が良でした。昼過ぎまで降るとは思いますが、多分悪化しないでしょう。

近走逃げて好走した馬も多いですしテン争いもあると思うのですが、多分ウィリンが一歩分速いのでは。
しかし注目しているのはオタルエバーのスプリント能力。
今回のメンバーは持ち時計が案外平凡な馬が多く、アドヴァイスとショウナンハクラクはどちらも直近2連勝していますが、結構時計が掛かる馬場の混戦でのもの、結構長く芝1200路線を歩んでいるのに速い時計が全然ないという2頭です。
オタルエバーはマイル志向がもともとあって、比較的長い距離を使ってきたのですが、2走前初めて芝1200mを使い、同クラスでずっと2着続きだったモンファボリを交わして楽勝しました。その時のタイムが1分8秒フラット。
福島の雨が思ったより大したことないので、速い馬場が出るということであれば、スプリント性能がちゃんとありそうなオタルエバーに期待したいです。前走は1年ぶり休養明けで大幅増、そのうえで隊列悪くて内絶好の馬場なのに外に振られて息切れ。中間の追いきりの動きを見る限りは持ち直すでしょう。
タイセイブリリオは持ち時計もありますし、おそらく差しても大丈夫なタイプに感じるので。






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