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★本日のメイン

新潟11R
韋駄天ステークス
◎12.シンシティ
○15.チェアリングソング
▲11.トキメキ
△16.スティクス
△10.スイートクラウン
△08.ミニオンペール

今週の新潟競馬場は、土日共に雨に見舞われることはなさそうです。
ちなみに土曜日の直線競馬は、1勝クラスのメンバーかつ良馬場で55秒6。通常のコーナー競馬が、内回り外回りどちらのレースでも、馬場の大外ばかりが伸びる競馬ではなかったため、騎手もわざわざ大外、外ラチ沿いにまで張り出す動きは少なかったと思います。最終週まで外ラチが既に使われすぎて荒れるほどにはなっていません。
こういう経過の開催こそ、最終週の直線競馬は外ラチ沿い有利になるでしょう。決着時計も、おおよそ54秒台後半辺りではないかと推測しますし、重馬場の時と違って斤量さえ軽ければ全て解決する状況でもないはず。

スタートダッシュが優秀で、アイビスサマーダッシュのパフォーマンスを出せればそのまま勝負になるはずのシンシティから入りたいです。
2走前のルミエールADはハンデ戦なのに大分きつい枠で、今回は外の偶数枠。時計の掛かる重馬場で斤量差がもろに響く条件ではないのも、好材料でしょう。
カペラSでダート戦なのに前半32秒4で追走したスタートダッシュを、今回こそ存分に披露してほしいです。
チェアリングソングは序盤のダッシュがあまり速くないタイプなので、ここまで陣営も直線競馬は避けてきたのですが、パワーがある曲飛節なので後肢が意外と長い方。ストロークをもったいぶるタイプ。
圧倒的前残り状況でない馬場で、絶好枠ならチャンスがあってもいいのでは。
トキメキは生涯を通じて直線競馬で4戦、最速走破時計が54秒9。いい枠でチャンスではあるものの、勝つまでには厳しいのではないかと思います。
スティクスは単純に調子悪くて体型もおかしくなっているのでは…と思いますが、今回は斤量も軽く絶好枠。人気するのも当然。息の入れ方次第ですね。

ハーモニーマゼランはパワータイプの大トビで骨量ある方。
前走のような不良馬場で「直線競馬でも走れる」と世間に思わせておいてから、枠と隊列が不利になってダッシュでも劣ってしまうメンバーになる、という。期待値が大幅に下がるパターンだと思います。
唯一の前走1着馬スワーヴシャルルですが、直飛節でトモが薄く踏込緩いタイプ。枠が厳しいのもありますが、あんまり直線競馬に向いていないのでは…。
メディーヴァルも同じく短足の直飛節で、3勝クラスで既に味気なくなっている馬。よっぽどこのタイミングで仕上げてこない限りは、直線競馬の経験に乏しい西塚騎手では厳しいかと。

京都11R
高瀬川ステークス
◎09.サンキューユウガ
○01.サトノテンペスト
▲15.エーティーマクフィー
△11.ウラヤ

3勝クラスも勢いがある馬がどんどん卒業してしまい、メンバーが怪しくなっています。あまり上がり目のある馬はいなさそうで、前走内容比較でも対処できそうな。
しかしそうなると、人気になっている前走1着馬同士という話になりますし、既に前日想定では人気を集めています。

サンキューユウガは気になる1頭。
ずっと芝を使われていた馬ですが決め手が足らずダートに転向したのが2走前。そのなにわSでは、相当体つきの甘い造りで7着だったので、ある程度ダートに対する手応えは掴めたと思っていいのでは。
前走もまだ今一つの体つきでしたが、ボリューム十分の腹構えとトモ厚で、チャンスさえあれば対応できる馬だとは思いました。叩き3戦目で追い切り内容も悪くないだけに、ここなら勝負になってもいいのでは。

東京11R
優駿牝馬
◎06.ゴールデンハインド
○16.ドゥアイズ
▲11.ミッキーゴージャス
△15.エミュー
△05.リバティアイランド

東京競馬場の土曜日の雨は、あんまり大したこともなく、その日のうちに水捌けで快勝される程度のものでした。
日曜日は蒸し暑くなるほどではないもののスカッと晴れるようで、まあスピード必須の軽い馬場なのではないかと思います。単純な走破力と、決め手の軽さ双方が求められるものと思いますね。

リバティアイランドは桜花賞の直前追いよりも、悪化していませんか?
当週の追い切りは素晴らしい上がりを見せたと評判ですが、その際に四肢のブレ、特に後肢が顕著になっているような。それで時計が出るなら良いのかもしれませんけれども、ドゥラメンテ産駒特有のキックバックの強さが悪い方向に向いてしまっているようで、どうにも気になります。
リバティアイランド自身も、アルテミスSで包まれてから抜け出せない所を見せていて、ダラダラした東京の上り坂があまりうまくなさそうな印象はあります。
実は中内田厩舎も、東京の2400mあるいはオークスそのものの成績が悪い方。ちゃんと能力的に通用する馬はいつも輩出しているはずなのですが、それでも距離を克服するほどの馬を出せていないように感じます。
オークスに向けて仕上げてきたのは間違いない過程なのに、ちゃんとオークスにピントを合わせられない不安を大いに感じました。中内田厩舎のことなので、阪神コースがうますぎるという不安もあるんですよね。

跳びの良さ、展開面、そして充実ぶりを考えると、ゴールデンハインドが一番ではないかと正直に思います。
展開の重心は明らかに後ろに寄る(リバティアイランド徹底マーク)でしょうし、ラチを頼って競馬しやすい枠なのもOK。仮に途中で捲られても逃げ専ではないので折合面は対応できるタイプ。
そもそもG1経験がない厩舎ではあるものの、今回は間違いなく良い仕上げ。パワー満点の大トビで、足が遅いことが東京ではマイナスになるとはいえ、
それを積極策・先行策で対応していますし、今回はそのことがプラスになる。良いのではないかと思うんですが…。

そして、ドゥアイズも阪神JF→桜花賞と改善して来なかった後肢のブレが、リバティアイランドとは逆に良くなっているように感じました。
後肢がダラダラの状態でもトップクラス相手に食い下がる競馬をしていて、体型的にも距離が延びていいタイプ。仕上がるのが遅くなるのも止む無しのタイプですし、今回は期待できる方。
ミッキーゴージャスは結構チャンスありそうな素質馬だと思います。こればかりは近走相手が弱すぎて、比較するのが正直難しいのですが、追い切りも結構高いレベルでまとまっていましたし、今年のメンバーならチャンスがあってもいいのでは?と感じるところです。







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