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東京11R NHKマイルC 例にもよって、大混戦模様の3歳マイル王決定戦。2歳G1好走組が巻き返すか、前哨戦好走組が勢いで制するかの構図。 結論から述べると、前哨戦好走組が一歩リードしているのではないだろうか。 ◎Aモリアーナ ○Iオオバンブルマイ ▲Nカルロヴェローチェ △Bウンブライル △Eエエヤン △Gセッション △Qダノンタッチダウン ☆Jシャンパンカラー 2歳G1で好走したドルチェモアとダノンタッチダウンは、ともに今年緒戦で敗北。前者は折り合いを欠いた&余裕のある馬体だったことが敗因だが、それを考慮しても負け過ぎ。 後者は極端な道悪+先行策が敗因なので、事情を顧慮しても良いが、あの競馬から中2週となると高い評価をつけがたい。 では、前哨戦好走組はどうか。アーリントンC組は、勝ったオオバンブルマイの末脚の堅実さが光ったレースだった。上がり33秒台の決着になると厳しいが、34秒〜35秒掛かる展開になれば今回も浮上できるとみる。 2着セッションはやや仕掛けが早くなった分、最後に甘くなった形。状態面の良さが光るので、スムーズに先行出来ればここでもチャンスはあると思う。 ニュージーランドトロフィー組は、レースの巧さで勝ったエエヤンよりも、ロスのある競馬ながらも4着に食い込めたモリアーナを評価したい。当時のような外から押し上げて長く脚を続かせる競馬より、溜めて瞬発力を発揮する形が理想形。なので、中山コースよりも東京コース向きなのは自明だろう。 順番が前後するが、2着のウンブライルは初ブリンカー効果で終いまでしっかり脚を続かせることができた。内枠に入った点が怖いが、揉まれることを回避できれば浮上できる脚がある。 最後にファルコンS組。勝ったタマモブラックタイは言わずと知れた道悪巧者。ただ、鞍上が巧く乗った前走以上のパフォーマンスを求めるのは酷か。 強調するなら2着のカルロヴェローチェ。折り合い面には不安があるものの、道中掛かる&直線前壁のちぐはぐなレース内容でここまで追い込むのだから、ポテンシャルは高い。力で抑えることができる鞍上に替わることもプラス要因だろう。



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