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東京11R フェブラリーS ◎メイショウハリオ △レモンポップ、レッドルゼル、ショウナンナデシコ、ソリストサンダー、ドライスタウト、ヘリオス フェブラリーSは在厩調整の馬が近5年で4勝。放牧効果がなくても好走できるレースといえる。放牧明けの馬では、厩舎×放牧先の相性や育成牧場の成績よりも、GTらしく競走馬の格が生きている印象。GT級での好走経験があることを最重要視した。 +-+-+- メイショウハリオはJRAでは重賞を2勝。地方ではチュウワウィザード、オメガパフューム、テーオーケインズ、クリンチャーといった名だたる強豪を相手に勝ち切った22年帝王賞の価値が高く、今回のメンバーでは格上として評価可能。 近走は中距離戦を中心に使われているものの、3勝クラスは東京マイルで勝ち上がっているので、極端に速い時計にならなければ問題はないとみる。過去の好走馬に例えるならケイティブレイブのイメージ。 岡田厩舎×宇治田原優駿ステーブルは、半弟テーオーロイヤルでも22年ダイヤモンドSを勝っている組み合わせ。本馬はマーチSを中15週で勝利しており放牧明け初戦から結果を出せるのは明らか。入厩後の調整も順調に思えるので、うまく流れに乗って直線で手前をスムーズに替えられれば。 +-+-+- △レモンポップ 武蔵野Sのパドック映像でサンライズノヴァと比較するのが分かりやすいが、四肢の長さは東京マイルベストの馬よりは短め。戦績どおりに1400mがベストに思える。 とはいえ、武蔵野Sではタイム差なしの2着。ギルデッドミラーが出走しないなら威張れる成績だろう。「前哨戦で好時計→連戦でGT」という臨戦過程は、放牧効果や余力を重視する者として評価を下げたいところだが、田中博厩舎はダートで買える厩舎ゆえ無印にはできない。 +-+-+- △レッドルゼル フェブラリーSでは過去に2度走って4着と6着。枠や位置取りが向かなかったのもあるが、最後は先行馬と同じ脚色になっていたのでマイルは長いのだろう。 7歳となり昨年より強くなっているとは思わないが、今年のメンバーなら勝ち切れないまでも3着には走れるか。このところの重賞傾向からチャンピオンヒルズと山元トレセン育成馬は評価する方針なので、川田騎手鞍上なら押さえておきたい。 +-+-+- △ショウナンナデシコ 昨年のかしわ記念の勝ち馬。近走パフォーマンスは一息だが、左回りのマイル戦なら前進可能とみる。ダートGTでの牝馬は評価を下げるべきなのは承知の上で押さえておく。 また、須貝厩舎はソダシやスワーヴアラミスがいるようにダートも走る。 +-+-+- △ドライスタウト 前走はバトルクライ(川田騎手)にうまく乗られた形。胴が長い体形で重心が低めに映るので距離は微妙だが、今最も勢いのあるチャンピオンヒルズ帰りで、レモンポップよりは間隔にゆとりがある。 +-+-+- △ヘリオス 特殊な馬場だったとはいえ南部杯でカフェファラオと僅差の競馬。当時記録したIDMの推定値は74と高い。東京マイルでは脚が止まるだろうが、人気がないなら買いだろう。



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