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阪神11R 阪神JF
◎リバティアイランド
○ウンブライル
▲モリアーナ
△ラヴェル、シンリョクカ
阪神JFはマイル実績もしくは重賞実績があり、右回りで勝っていて、速い上がりが使えて、追走力もあって、適度な間隔でレースに臨める馬が理想。
今年の出走馬に全ての項目をクリアしている馬は見当たらず。数点のネガティブな要素には目をつぶる必要があり、軸馬選びは非常に難しい。
◎リバティアイランド
13年レッドリヴェール以降、阪神JFを中7週以上で制した馬は出ていない。また中3週以下での優勝も14年が最後。中4〜6週の馬が7連勝中なので短期放牧明けの馬を中心視したい。今年、中4〜6週かつマイルで好走経験があるのはアルテミスS組の3頭だけ。前走が負けて強しの競馬で、5枠9番とちょうどいい枠に入ったリバティアイランドが本命に相応しい。
管理する中内田厩舎はGT4勝を全て阪神マイルで挙げている。しかも、17年から5年連続して2歳GTで3着以内に好走中。本馬は阪神を走るのが初めてとはいえ、調教映像や厩舎傾向からコース適性は全く気にならない。
リバティアイランドはこの中間、ノーザンFしがらきへリフレッシュ放牧に出ている。この放牧効果が抜群だったようで、1週前撮影の立ち写真では古馬顔負けのメリハリある好馬体が目を引き、アルテミスSを使った反動はみじんも感じさせない。この完成度があれば、Hペースになったとしてもこれまで同様に鋭い末脚が使えるとみる。
○ウンブライル
関東馬がキャリア2戦目に関西遠征を行って完勝している事実は評価するべきで、体形や追走力が高くないレースぶりから距離延長も問題なし。昨年の桜花賞、(秋華賞)、JC。今年の皐月賞、Vマイル、ダービー、天皇賞秋と、ノーザンFの馬をビッグレースで走らせているように、このところのGTでの木村厩舎の仕上げは安定している。
距離経験も重賞実績もない馬なので、データ上は真っ先に消し評価になるはず。それでも魅力の方が上回るので2番手に。
▲モリアーナ
前走は直線で先頭に立ったあと、何度か尾を振る仕草を見せていた。抜け出して遊んでいたように思えるので着差以上の完勝だった。
筋肉量が豊富な馬体からも距離はマイルの方がいい。スタートさえ五分なら枠を生かして好勝負になる。
△ラヴェル
前走はパドックの外々を周回。前の馬を追い抜くぐらいに勢いがあり、姉のナミュール同様にバネを感じさせる歩様だった。立ち写真で見る限りリバティアイランドよりも完成度は低めで、瞬発力勝負を勝ち切った反動は大きいと思える。ゲートにも課題を残すため上位評価は避けたが、高い素質の持ち主であることは間違いない。
△シンリョクカ
1戦1勝馬。東京で速い上がりを使ったキャリア2戦目の関東馬なので、12年に10番人気で3着となったレッドセシリアと同じパターン。10年に一度の激走に備えて押さえておく。
ドゥーラとドゥアイズはいい点も多いが北海道以来となるローテーションから割り引いた。
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