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東京11R 天皇賞秋
◎イクイノックス
△ジャックドール、ダノンベルーガ、シャフリヤール
全部1桁オッズだが馬連◎−△で。
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コントレイル世代(現5歳)は層が薄く、4歳勢は大将格のタイトルホルダーとエフフォーリアが不在。今年の天皇賞秋のメンバーで古馬を相手にJRAのG1を勝っているのはポタジェ(大阪杯)だけなので、古馬が手薄な今年は3歳馬にチャンスがあると思える。
過去10年の天皇賞秋で馬券に絡んだ3歳馬はフェノーメノ、イスラボニータ、エフフォーリアの3頭。
これらはいずれもダービー連対馬なので、イクイノックスはデータからも好走可能といえる。
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◎イクイノックス
最近の天皇賞秋では秋初戦の馬が多く好走。近3年で馬券に絡んだ9頭のうち、7月以降にレースを使っていたのは19年3着のアエロリット(前走毎日王冠)だけだった。ノーザンF天栄の育成馬が過去5年で4勝していることからも、放牧効果が大きく直線で末脚を伸ばせる馬が軸候補となる。
イクイノックスはこの傾向にピタリと合致。東スポ杯2歳Sからぶっつけで皐月賞に向かったように、間隔をあけた方が調整しやすく秋初戦から万全の状態での出走が叶うとみる。
まだG1勝ちはないものの、春の皐月賞とダービーはともに不利な18番枠から僅差の2着。まだキャリア4走で走るたびに強くなっている印象すら受けるので、さらにIDMを伸ばせるとみた。
後肢が長くしなやかな造りの馬で、雄大なフットワークで駆けることからもいかにも東京芝中長距離向き。父子制覇を見せてくれるだろう。
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△ジャックドール
逃げなくても大丈夫なのが改めて分かった前走は収穫大。キレる末脚は使えないが、直線でもうひと脚伸ばせる馬なので割り引く必要はない。大阪杯は金鯱賞をレコード勝ち後に在厩調整で挑んだG1レース。肉体的にも精神的にもタフだった。放牧明けでは崩れていないので札幌記念からの臨戦はいい。近3走連続してIDM72以上。地力、安定感ともに上位。
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△ダノンベルーガ
皐月賞とダービーのパドック映像を見比べると、明らかにダービーは動きが硬くなっていた。それでいてIDMは69を記録。イクイノックスに負けず劣らずの好馬体&東京適性の高さを誇るので、G1での好走実績はないが今年のメンバーなら好走可能に思える。
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△シャフリヤール
軽さが売りのディープインパクト産駒で、体型的には2400mよりも1800〜2000mが合っていそう。海外で負けるのは適性的に仕方がないことで、3歳時のエフフォーリアに先着している東京コースなら買いだろう。個人的には海外遠征明けでも状態は悪くないように思えたので相手には。
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パンサラッサは近走ダッシュ力がいまひとつ。ドバイで勝っているとはいえ左回りの東京G1で逃げ切れるほどのコンディションにはないと予想。
ポタジェは相手なりに走るのが長所だったが近2走が案外。指数的には大阪杯だけの一発屋とも判断できる。大阪杯のように間隔を詰めて良化する可能性はあるが、前走時の気配から大きく変わってくるとは思えなかった。
ジオグリフは喉に不安のある馬で適性的には機動力タイプ。天皇賞秋ではあって3着とみて無印とした。
マリアエレーナは小柄な牝馬で斤量増でのG1挑戦となる。厩舎評価(芝)が33ポイントと低い吉田厩舎の管理馬で間隔評価もE。前走の時計は優秀だがG1で好走するまではいかないだろう。
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