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★本日のメイン

新潟11R
新潟牝馬ステークス
◎02.ストリクトコード
○03.ソフトフルート
▲04.コトブキテティス
△14.エヴァーガーデン
△05.アインゲーブング

2200mとはいえ、これぐらいの長い距離にぴったりの適性を持つ馬は全国的に見てもほぼいないと言えますし、実際、過去2年はどちらも道中極端に緩む箇所があったうえでの上がり勝負。長い距離で折り合いがついて、緩急にかなり強いタイプでないといけませんし、
新潟牝馬Sの過去2戦は、1〜3番人気が上位を独占しているように、「これが走るだろう、これは走れないだろう」ことが結構世間にバレやすい様子。出走馬の大半がスランプ続きの馬だったので、走る馬を簡単に選びやすい状況というのがあったにせよです。
大敗続きだったところから、このレースになってピンポイントで激走するということは、
あまり考えなくても良さそうですね。

ロザムールやシャムロックヒル、ニシノラブウインクにアイコンテーラーなど、かつて逃げに近い戦法で重賞・OPを好走できていた馬が多数いるのですが、極端なトラックバイアスが生まれているでもなし、ただ前に行くだけの優位はほとんどないと思っていいでしょう。差し馬勢が結構まともなので。

昨年同レース2着のソフトフルートもいいのですが、このメンバーで上がり性能が高く距離の我慢が効くというタイプなら、ストリクトコード。
2400〜2600mで勝ち星を挙げていながら、近3走は2000mでハマりきってない履歴。出遅れ癖、道中のズブさなどがあって、2000mだと瞬発力のいい馬に劣りますが、2000mを超える距離である程度他馬の雑な仕掛けや、展開的な混乱が起きた方がこの馬の持ち味を引き出せるのではないかと思います。
だいたい叩き2戦目で一変していて、長めの距離への対応力があるコトブキテティスも、今回は変われていい条件ではないかと思います。

エリオトローピオはだいぶ痩せて見える馬体で、後肢も短い方。400kg台の牝馬。昨年激走したマリアエレーナ422kgよりも、さらに寂しい形です。
マリアエレーナはOPで既に牡馬相手にある程度好走していたので走れる水準にあったのも理解できますが、エリオトローピオは2勝クラスからの格上挑戦。夏場の相当蒸し暑い時期に激走したものですし、この格上挑戦はどうでしょうかね?
同じ前走1着馬なら、使っている条件が間違っていたアインゲーブングの方が、
もっと上積みはありそうに思えます。

東京11R
ブラジルカップ
◎13.メイショウフンジン
○02.レッドソルダード
▲12.グレートタイム
△08.キスラー
△11.ウシュバテソーロ
△01.レクセランス

東京ダート2100mへの適性自体は、半数以上の馬が証明しています。
休み明けの馬が多いので、単純に今回走れる態勢にあるかどうかだけ。当日の気配次第で、ガラッと印は変えます。

メイショウフンジンは、あまりスタミナタイプの条件だときつい方に見えます。
マーキュリーCはノーヴァレンダと競っていたところに、テリオスベルに捲り切られ、完全にリズムを狂わされたもの。脚の使いどころを間違ったと言えます。今回はああいった迷惑な馬はいないのではないかと。
レッドソルダードはすぐ人気を落とす馬ですが、OPでやれる力はあるはず。

阪神11R
菊花賞
◎17.ジャスティンパレス
○12.ヴェローナシチー
▲05.ヤマニンゼスト
△10.セイウンハーデス
△18.セレシオン
△14.アスクビクターモア

セントライト記念を勝ったガイアフォースは、前走1勝クラスを勝った直後に格上挑戦して通用してしまいましたが、神戸新聞杯も結構似た所がありますよね。ヤマニンゼストも同様で、2勝クラスでちょっと競馬をミスした馬が、丁寧に乗る通用してしまった格好。
セイウンハーデスが勝ったプリンシパルSでの2着3着馬は、それぞれまだ2勝クラスを勝てていませんし、すみれSや白百合Sの上位馬比較をしても同様。
皐月賞やダービーの上位好走馬がごっそりいないのが今年の菊花賞ですが、ただそこらのトップクラスがいないだけでなく、ピラミッドのB級クラスもいないというのが今年のムードだと思います。
そのために、1勝クラスを勝ったばかりの馬が出走できている比率が、例年よりも多いわけですね。
アスクビクターモアをダービー3着馬としての実績上位と見るか、1勝クラスを勝ったばかりの馬に簡単に負かされてしまう水準の馬と見るかは、大分判断が分かれるように見えます。
どの馬にもチャンスがあると、本当に確実に言える質のレースだと思います。

なので、個人的に注目しているのは、秋の成長具合が大きい馬。
ジャスティンパレスは、ダービー出走時と比べて、馬体の形が全く違います。背丈は変わりないのですが、単純に横幅が出ましたね。アスクビクターモアのように細く作りがちなディープ産駒で、トモ幅が厚く出てくる形の成長をするのは、かなり良いこと。
中京開催、どんな馬に乗っても全く勝てなかった鮫島克駿騎手。
神戸新聞杯自体もかなり難しい展開だったのに、好位で追走してから直線大いに抜け出し、アッサリ0.6秒差の圧勝ができたのは、どう見積もっても馬の力ありきに決まっています。
2着のヤマニンゼストが、騎手の力が加味されての2着激走だったのは誰しもが認めることと思いますが、菊花賞に向けて馬個体を評価するなら、ジャスティンパレスで当然でしょう。
ヴェローナシチーは、胴が長い体型でなかなかすぐには馬体がハマらないタイプ。単純に距離を延ばして良さそうなタイプに見えますが、この中間どうなるか。
ヤマニンゼストは世間が思っているよりもバネ性能があるので、ここでも内枠を引いたのなら乗り方次第で足りるかと。

セントライト記念よりも、神戸新聞杯の方が先に繋がる競馬だったのでは?と考えているので、ガイアフォースもアスクビクターモアも怪しさは感じています。
ドゥラドーレスのように3勝馬が足りるぐらいのメンバーなのは確かですが、まだ走りの精度が足りないように思えるので。当日の比較次第。







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