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★本日のメイン

新潟11R
信越ステークス
◎06.ラインベック
○07.ストーンリッジ
▲11.ダディーズビビッド
△05.ビューティフルデイ
△15.マイネルジェロディ
△04.フェルミスフィア

土曜日の新潟を見ていると、3回新潟開催終了後の芝のダメージが、例年よりもマシな方に見えましたね。特に土曜新潟10R。今回と同じ内回りの競馬でフルゲートでしたが、内をピッタリ回った馬の好位差し同士での決着でした。
昨年の信越Sは、馬場の内側が悪すぎるので、とにかく馬群の外をぶん回した馬が最後まで勢いに乗れたという結果だったのですが、今年は内回りコースのコーナー内側がだいぶ良いので、そういう競馬をなぞるわけにいかない様子です。

また、出走メンバーを見渡すと、半数以上が前走出遅れ&追い込み馬。積極的に主張するような馬は、アビッグチアぐらい?
近走度外視で前付けしに行く馬が3〜4頭出てきそうなぐらい、隊列争いがポイントとなりそうなメンバーに思えます。

期待したいのはラインベック。父ディープ、母アパパネの良血ですが、OPクラスの中距離だともう壁の成績ですね。
後肢の硬さが目立って歩幅も狭く、緩急の大きい距離での溜めが効きません。一転、今回はワンターンの距離で追走がどうなるかですが、意外とスローに近いペースになってもおかしくない組み合わせ。
この距離ならやれてもおかしくないのでは?と思っていると同時に、意外とスンナリ行こうとすれば行ける相手関係になったので、巻き返しチャンスも。内を通った馬が全滅の馬場なら、どうしようもないタイプでしたがここなら注目。
ストーンリッジも、重賞で一度通用してからずっと長らくスランプ続きでしたが、1400mに距離を変えてから立ち直ってきたタイプ。
この馬も良血です。昇級になっても通用する素地は間違いなくあるので、隊列と通るルートを間違わなければ、ですね。

東京11R
オクトーバーステークス
◎04.トゥーフェイス
○02.バジオウ
▲03.ヴァンランディ
△10.ショウナンマグマ

雨が降って明らかに馬場そのものが怪しかった先週と比べて、今週は真っ当な開幕週推移をしていると思いますね。
馬場はフラットか明らかに内側有利で、総合的に速い時計も出ます。
今回は高齢馬が多く、58kg、59kgを背負う実績馬が登場してきていますが、2000mで1分58秒台前半の持ち時計がない馬が多数。
半数以上がスピード不足間違いなし、脚質的に噛み合わないタイプ。おまけに年齢的にもあまり上がり目なしと考えれば、半数以上はバッサリ外せるはずです。

トゥーフェイスは単純に前走内容が優秀。これで2000mの持ちタイム1位ですね。
逃げ馬が不利すぎる東京芝2400mを逃げて勝つのは、基本的な能力が高かったとしてもかなり偉い方です。追い切りも動いていましたし、このメンバーで今の馬場なら素直に。
バジオウは馬場傾向を踏まえ、隊列的にも有利でしょう。
目黒記念も頑張ってほしい所でしたが、上がり負けというよりは距離負け。メンバー比較で考えると、逃げの手もあり得る場面です。
他で期待があるのは、内枠を引いたヴァンランディ。大分なまくらな部分があるタイプですが、末脚確実で大崩れしないタイプ。
ここ2走は転厩でのごたごたもあって調整不十分、関越Sはほぼ脚を測るだけの競馬でした。それでも格好はつけましたから。転厩2戦目、ひと叩きしてすべての面で上積みのある今回は見直したいところ。
ショウナンマグマはラジオNIKKEI賞の時ほど適性ベストとは思いませんが、3歳馬で斤量面が有利、プレッシャーのない逃げが打てるなら。

阪神11R
秋華賞
◎09.スターズオンアース
○08.ナミュール
▲06.メモリーレゾン
△10.アートハウス

上がりの競馬になりやすい東京2400mは、距離がかなり延びることを差し引けば、多少は阪神外回り1600mで問われる瞬発力の性能と直結する部分がありましたが、その決め手の性能を比べると、京都2000mは本当に別コースだったと思います。
どちらかというと小回り向きの器用さも問われて、ローカル中距離に適性を示して勝ち上がれた馬が通用しやすい構図もあったはず。
その京都2000mに比べると、阪神内回り2000mは、瞬発力タイプがより有利では?
特に桜花賞である程度好走できる資質の馬が、戦いやすくないか?とは感じます。
途中で大きなアップダウンがある京都2000mよりも、ただ単調に走っているだけでは疲れにくいというのが大きいのではないかと。展開を揺るがすぐらい大きな仕掛けをして、初めて直線のチョイ坂が影響する程度。
桜花賞とオークスで折り合いの不安を全く見せず乗りこなせた馬が出てきた場合、適性の面だけで比較するなら、別ベクトルの競馬の質ではないので、3冠目に手が届きやすいコースではないかと思っています。

スターズオンアースは、ある程度高いレベルで整って出てこられました。
追い切りを見ていると全く問題なさそうです。骨折もそもそも軽度でしたし。ドゥラメンテ産駒特有の変な気性が、このタイミングで出なければ。
ナミュールも桜花賞は条件の不利で届きませんでしたが、これも0.3秒差。阪神コースへの性能だけならチューリップ賞で示せていますし、追いきりの動きだけならオークス当時以上に良かったように感じました。小ぶりの体型ですが、距離は絶対に大丈夫なはず。
アートハウスはそもそも忘れな草賞で、コースへの高い適性は見せています。前走ローズSほど追いきりの動きをよく見せなかったのが気がかりですが…。
その他で通用する馬ではないのかと、期待しているのがメモリーレゾン。
追いきりでは抜群の動きを見せていながら、ローズSは通用しなかったものの、中京特有の小回りコーナーからの「抜け」が良くなかったようです。
他の非力で手先が軽い馬と比べると、体格が良く筋力が強い分負けた感じなので、ちょっとばかり体力勝負の流れになってくれれば。他の馬と比べても、馬力と走るフォームがいいタイプなのでそこは期待したいです。








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