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★本日のメイン

阪神11R
大阪スポーツ杯
◎09.ボンボンショコラ
○08.サイモンハロルド
▲05.ダノングリスター
△14.ジェネティクス

週中に雨が降り続いて、阪神のダートはすっかり不良馬場に変わっています。
開催初日なので多少はダートを足すとは思いますが、土曜日のうちに乾燥しきるほどではないでしょう。ある程度の高速ダートになるはずですし、OPクラスで高速重馬場ダートであれば、前に行った馬が止まらない、1分9秒台半ばぐらいのスピード決着になるのでは。

しかし今回集まったメンバーは、案外先行馬の比率が少なく、先行勢の競りもなさそうです。
OPで好走歴のある馬は、確実に当時よりも斤量を背負っていますし、有利な条件を得たと言える差し馬はいないように見えます。
今回OP初挑戦となる3歳馬のクロジシジョーは、54kgが有利ではあるものの、馬体重430kg台の背の低いタイプ。ここ2走は1分10秒台で走破できていますが、さらに速い決着になると、対応できるのかどうか。
OPでの実績がなく斤量加算のない馬が、たまたま前に行けていい隊列で運び、直線で最後1頭2頭だけ変わるかどうか、というレースになるのでは。

ボンボンショコラは距離延長が苦手で、本当に距離限界でガタッとくるタイプ。エニフSは完全に坂上で止まってしまいましたが、道中の競りもありましたし、止まって当然のペースだったかと。
馬体は結構褒めていい馬ですし、今回の組み合わせなら残せてもいいのでは。
サイモンハロルドも、かなり揉まれ弱いタイプ。お尻がだいぶ薄い先行馬なので、当日のテン争いの程度がモロに響く方。脚抜き良いダートで持ち味のスピード全開で行ければ。
ダノングリスターは、雨降ってないと走れないのか?と思うほど、良馬場と湿った馬場で成績が極端に違うタイプ。明日はいい条件のはず。

東京11R
サウジアラビアロイヤルカップ
▲06.レッドソリッド
▲02.ブーケファロス
▲08.シルヴァーデューク

関東地方は水曜日から金曜日にかけて雨がだいぶ強めに降りました。本当に肌寒い週末でしたね。週末は天気が回復するのかと思いきや、土曜日の東京競馬場はちゃんと晴れないそうですね。少なくとも昼過ぎまではどんよりとした曇り空のままのようで、先週とは違って気温も上昇しないと。
東京競馬場の芝自体は、夏の間休ませて相当良い状態に戻っていると思いますが、エアレーション作業を施してやや緩い馬場が直近の雨で湿っているわけですし、丈の長い芝に水分を含むので、だいぶ脚抜きも悪くなりそうです。
2年前ステラヴェローチェが勝った年ほどではなくても、最後に結構もつれる展開になりそうな予感はします。

おそらく人気になるであろうノッキングポイントとフロムナウオンは、どちらも父親がモーリス。父自身も2歳時にビッシリ動けたタイプではありませんし、モーリス産駒も今年で3世代目となるのですが、2歳のG3〜G1で全く結果が出ていませんね。ここまで産駒の全2歳重賞戦績が(0−1−1−14)。人気を背負う馬もいたはずなのに、だいぶ酷い成績です。ついこの間新潟2歳Sでアイスグリーンが1番人気を背負ってコケたばかりですね。
出走数が増えて試行回数があれば、そりゃいつかは克服するものだとは思いますが、2歳時は評判を裏切りやすい・一つ二つ使ったぐらいではパフォーマンスが急上昇しないタイプばかりなのは間違いのない所。「前走の勝ちっぷり」とかいう良くわからない要素に全乗りしないよう、パドックでめちゃめちゃよく見えたとしてもすぐ真に受けないよう、ちゃんと意識にブレーキをかけておきたいところです。

とは言え、前走新馬1着馬が相当に強いサウジアラビアRCで、他に中心視できると言える馬をすぐ選べるのか?と言われると、今年に関してはかなり困るのですが…。
ローテーション的に不利ではあるものの、レッドソリッド、ブーケファロスは気になる所。
レッドソリッドは札幌2歳Sでだいぶ馬体が良く見えました。ドレフォン産駒なのにスラッとして見えた馬で、追いきりでもかなり良いバランスで走ります。蹄の形や繋からして、渋った馬場でペースを落としながら先行できるのは、だいぶ条件好転と言えるのではないかと。
ブーケファロスも、ダリア賞のような大混戦で結構良い末脚を見せました。パドックもいい緊張感で脚を捌けていましたし、渋った馬場なら完成度の高さである程度克服できるのではないかと。









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