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★本日のメイン

小倉11R
北九州記念
◎16.ナムラクレア
○04.テイエムスパーダ
▲18.キャプテンドレイク
△04.タイセイビジョン
△11.チェアリングソング
△15.フレッチア

小倉競馬場の芝は、やや馬場の変わり目に差し掛かるようではあるんですが、今回は既に古馬相手に重賞勝ちを成し遂げている3歳馬2頭が強そうに見えるので、馬場がどうたらは何とも言えない所です。
確かに斤量はその重賞勝ちの分増えますが、夏場が得意なのか、より成長を見せてフットワークの精度が一つ上がっているように感じます。
日曜日の小倉は快晴で猛暑が戻るようですし、スピードが全て殺されるという馬場ではないはず。
差しが決まるにしても、ここ最近のようにかなり速い馬場状態をキープできているなら、改めてテイエムスパーダとナムラクレアがここでも耐えるのではないかと。
キャプテンドレイクは芝1200mに路線を転じてから3連勝。その内容が濃いので、決して一介の並みのOP馬ではないと思っています。
OPに上がってから2戦とも不利があり、きちんと力を出し切れてないと感じるので、大外枠を引いた今回は期待したいところ。

新潟11R
NST賞
◎04.ハコダテブショウ
○01.ウルトラマリン
▲02.クインズメリッサ
△09.シゲルホサヤク

新潟のダート1200mは、徹底した平坦でありスピードが落ちにくい仕組みなのに、コーナーカーブが日本一タイトで息が入りやすい条件。中山ダートのような急な坂が設えているわけでもありません。
コース形状上、後方から行く馬の不利がかなり大きい条件です。
未勝利クラスの出走馬のように、ダート1200mをゴールまで走り切ることがそもそも難しい馬同士なら、最後に先行馬がバテる可能性はありますが、別のコースでも複数回勝利を重ねられるOP級の逃げ・先行馬がこの条件に出ると、ポテンシャルを超えて競り合い続けるような事件でも起こらない限り、前に行った組が本当に止まらないと考えて良いでしょう。
実際、NST賞の過去好走馬の履歴を遡れば、連対馬だと4コーナー4番手以内がほぼ必須。1列目での通過がかなり大事。中団より後ろどころか、5番手で回っただけでもだいぶ不利という傾向です。
また、57kg以上を背負うような、OP複数勝ちどころか重賞勝ち実績がある馬は、過去10年でも出走比率で言うと10分の1を切るほど出走機会がない、軽い馬だらけしかいないというのもポイント。
総合的にダート短距離で強くて重賞勝ちも見える馬は、なにもこのレースにわざわざ出ることもない、という選択を取りがちだということです。

この新潟ダート1200mのように、一部の脚質、一部の枠だけ非常に有利で、偏りが顕著なコースは、どうしても重賞などの高額条件を設定しにくい傾向にあります。
その意味では、同じ距離でも中山ダート1200mがいかに優れたコースか。
フルゲートの頭数を16頭に増やせる上に、重賞を施行できるということは、勝ちパターンが非常にバラエティに富んでいて、年間を通してみると最内&大外、逃げと外回しの有利不利も均衡となるように見事なデザインをなされているということですね。

まずは単純に、逃げ馬候補のチョイスから。
ハコダテブショウは京葉Sこそタフなラップで止まってしまいましたが、冬場に連戦して微妙に形が崩れていたこともあったのでは、と思います。
溜めやキレが全く必要ないコースこそベストという馬でしょうし、今回はかなり仕上がりも良さそうなので注目しています。
ウルトラマリンは昨年の2着馬。行き切っても控えても対応できるタイプ。今年は絶好の枠をもらえましたし、揉まれることなく行ければ2番手でも。
クインズメリッサは3勝クラスで多少足踏みしたのを意外と感じるぐらいには良い馬。安達太良Sの勝ちっぷりは非常に良かったと思いますし、馬体比較して見劣りしないようであればOP昇級即通用もあり得ます。

デュアリストは昨年このNST賞で1番人気を背負って大敗しましたが、1番枠を生かして行き切ったにもかかわらず、体型の難があってスピードを維持できませんでした。
その後すぐに阪神で巻き返しましたし、この馬はある程度緩いペースで運んだ方がいいタイプなのでしょう。
ノンライセンスは足元悪すぎるのがいつも不安に感じるのですが…。

札幌11R
札幌記念
◎03.パンサラッサ
○04.ジャックドール
△01.マカヒキ
△10.ソダシ
△07.ハヤヤッコ

今週から札幌芝は仮柵がCコースに移動しましたが、土曜日の札幌芝はここまで極端に変わるのか?!と驚くほど逃げ馬が連戦連勝。
土曜札幌10Rは大逃げした馬がペース配分ミスをし撃沈しましたが、それでも勝ったのは逃げ馬と離れつつも好位を追走していた馬。土曜札幌メインRは捲って先頭に立った馬が2周目を押し通した格好。
仮柵をAからCに移動したところで、たったの3mぽっちしか移動していませんが、それでも直前週まで最内ラチ沿いに殺到する傾向があったためなのか、仮柵を移動した後のCコースは内側がかなり走りやすいようです。発表していなくても、転圧処理などがあったかもしれませんね。
夜半から明け方まで続くらしい雨の影響は気になる所ですが、3コーナー辺りで高い位置取りを確保していることが大事な状況で、直線だけで大幅な逆転を期待するのは無理そうです。
雨が厳しくなってもっと悪化すれば何とか…というところでしょうか。

さて、飛ばして逃げるタイプのパンサラッサと、ある程度上がりをまとめて逃げ切るタイプのジャックドール+ユニコーンライオン。
おそらく今回は、目に付くほどテン争いで喧嘩しないのでは?
枠の差もありますし阪神2200mと比べてもホームストレッチは短いですし、ジャックドールが引いて隊列はアッサリ決まると思います。
パンサラッサは今度こそ有利な展開で運べるはずでしょう。
大敗した後でも気のいいタイプなのか、間隔を空ければ十分持ち直せるようで、直前の追い切りもきっちり動けていました。
ジャックドールはパンサラッサと競合しないタイプの先行馬だと見ています。冬場に連勝しながらぶつけた大阪杯は、(ちゃんと間隔を空けていたのに)使い詰めで息切れした面もあったかもしれません。追いきりの動きをみると、持ち直してきたようには見えました。
気になるのはハヤヤッコがもう一丁行けるのではないか…という勢いですね。雨次第では今回も特殊馬場になりますし。

ソダシはオークスや秋華賞のような大敗がまた起こらないかが気がかり。
少し長めの距離に出て、自分のペースを乱されつつ耐える競馬は良くないはず。メンバーを比較しても、昨年の札幌記念より今年の方が相手は強いでしょうし、1〜2コーナーであんなに息が入る展開にはならないでしょう。
パンサラッサを捉えに道中から動く、さらに後半も耐えるという競馬が、雨でタフになった札幌芝で行えるのかどうか…。
グローリーヴェイズはそもそも強くないというのもありますが、2021年金鯱賞の体たらくを見るに、2000mがほとほと苦手で、2200m以上で性能が上昇し、2400mが本当に得意というキャラだと思います。
馬場がかなり微妙になっている小回り札幌2000mは、だいぶスピードや瞬発力で劣るはず。








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