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★本日のメイン

函館11R
函館スプリントステークス
◎08.ヴェントヴォーチェ
○01.プルパレイ
▲06.シゲルピンクルビー
△16.レイハリア
△07.ナムラクレア
△02.キャプテンドレイク

土曜日のコラムでも触れましたが、函館の芝はクッション値と含水率を見る限り、稍重に近いぐらいの状態で相当軟らかい馬場。元々洋芝で力の要る馬場ですが、さらにスピードも出にくい状況だということで、土曜日の函館芝は4コーナー3列目以降から追い込みがズバズバ決まっています。
昨年の札幌開催だった函館スプリントSとは、全く内容が違うはず。ある程度骨量があるパワータイプの方が、今の状況は克服できそうです。
もちろん、函館競馬場入りしてからの調整がうまくいっていること、ミスして当日変な痩せ方をしていないことが好走の大前提とはなりますが。

まず期待はヴェントヴォーチェ。
かなり腹構えがでっぷりしていて太目に映る体型のままOPまで上がってきた馬で、パドック周回中はゼッケンがピッタリ背中に引っ付いて浮いて見えるぐらい、筋肉が横に張っていて分厚い馬体をしているタイプ。
1分8秒台半ばが実際のところ好走ピークじゃないかと思っていたのですが、春雷Sは微妙に太目がスッキリして来たかな…ぐらいの造りになったときに、唐突に持ち時計を2秒近く詰めての圧勝劇となったものです。
中山自体も得意ですが、履歴を縦に見れば、単純に本格化したものと見ていいはず。函館自体は好走履歴もありますし鉄砲も走れる方なので、滞在後に太りすぎたりしていなければ。
プルパレイはベストこそ1400mですけれども、四肢が長くて背丈があり、栗東坂路を大トビで走るタイプ。体型的には1200mだと短いかな、と直感する方です。
しかし馬場がだいぶ特殊でスタミナを要する状況だと思いますし、結構テンに厳しい流れになる組み合わせではないかと思うので、この馬が走れるゾーンにまでくるものと考えて評価します。
シゲルピンクルビーは、3歳春で終わった早熟馬じゃないということを、前走大幅な持ち時計更新・圧勝で示しました。
昨年はスピードが必要だった札幌開催。内で揉まれてごちゃごちゃにされましたが、今年は示すべき能力の質が違うコースなので、動けてもいいはずです。そもそもこの馬は能力があるものと思っているので。
ナムラクレアは札幌の芝の方が合っているんじゃないか…と思っているのですが。

中京11R
三宮ステークス
◎11.スレイマン
○03.サンライズラポール
▲16.ベルダーイメル
△10.ハヤブサナンデクン
△02.ニューモニュメント

斤量を背負う側も背負っていない馬も実績面で怪しい馬が揃っていますし、なんなら中京コースが得意・苦手がかなり明確に分かれているメンバーです。
3勝クラスとOPでは勝手が違うのは承知ですが、スレイマンは前走後さらに成長を遂げているのであれば、ここは通過点であってもおかしくないですね。
今回は状況的に過剰人気気味ですけれども、信用はしていい場面かと思います。

スレイマンと脚質的にかち合わないタイプでありながら、中京でうまく脚を使えるタイプに注目したいですね。
1400mで勝ち上がってはきたものの、適性が短距離に思えないサンライズラポール。
中距離の方がうまくビビッドに反応できていいのでは?と思っているのですが…。前走は一応その想定通り動いてくれました。得意の中京でさらに。
ベルダーイメルは左回りだけ走ってOPまで駆け上がり、しばらく右回りでいろいろ試していたのですが、妙にもう一押しが効かず。やっぱり左回りでこそでしょう。何なら逃げてほしいぐらいのメンバー。

東京11R
エプソムカップ
◎05.ダーリントンホール
○07.トーセングラン
▲10.トーラスジェミニ
△06.ノースブリッジ

例年、夏の東京G1開催が終了した後の重賞なので、荒れた馬場に対するパワー適性が大事で、スタミナを要するレースなのですが、14頭以下のエプソムカップはレースの質がちょっと変わります。
前半のプレッシャーが思ったよりも少なく、極端なスローになりがち。
4コーナー4番手以内で通過した馬に大分有利になりますし、馬場の外を回る強み、ロングスパート力が空回りします。フルゲート戦ばかり使われてきた差し馬の性能を、疑った方がいい場面になります。
過去10年なかった12頭という少ない頭数ですし、サラキアが唐突に逃げて超スローとなった2019年のことを思い出すべき。

勝ち負けの期待は、確実に1800mの方が合っているダーリントンホールですが、展開面での注目はトーラスジェミニで当然。
2年前のエプソムCで激走した後、いくつか勝ち星を重ねて背負わされていますが、誰も前に行くような気配がないメンバーで単騎逃げが見込めそうな場面。今回は注目すべきかと思います。
また、完歩小さめの走りをするトーセングランは、速い上がりをあまり出せず前付けするタイプ。
新潟大賞典は出来がいいのに噛み合わないというレース内容でしたが、今回はレース質的に合うのではないかと見ています。
トーセングランの代わりに逃げる可能性があるノースブリッジまで見ます。

タイムトゥヘヴン、ザダル、ジャスティンカフェらは全てコーナーワーク苦手な馬。スタート一歩目も出ませんし、捲って動こうともしないタイプ。今回は条件が裏目となる可能性の方が高いと見ます。






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