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★本日のメイン
新潟11R
八海山ステークス
◎02.リンカーンテソーロ
○12.ララクリュサオル
▲14.ダノングリスター
△08.スズカキンシャサ

新潟ダート1200mの3勝クラスなんて、パッサパサに乾いた上に強風にあおられている時でない限りは、良馬場でも1分10秒台半ばで決着するのが当たり前。
その水準で近走〜前走走れている馬が何頭いますかね?強気に突っ張っても体力がなくて直線垂れる馬と、馬群で構えて進んでも決め手がない馬しか、今回は出ていないように見えます。
最近2勝クラスから昇級してきたばかりの馬も、あんまり追走スピードや持ち時計で優れる部分はなさそうですし…。体型を見てもそんなに平坦向きの軽い走りができる馬には見えません。
何とも言えないですね。直前に馬を横で見比べてみないとわからないレベルだと思います。
今週末、全国的に天気が崩れるとのことですし、新潟競馬場も雨が降るようだとさらに難解。

ひとまず、一旦休んでからスランプを脱出してくる馬が誰かいないか?と。
リンカーンテソーロはトモが大分薄いので不安に感じさせますが、背丈があって腰のハマりが良い馬。むしろ脾腹寂しくパワー・スタミナ不安で、中山の上のクラスだと厳しい方。
平坦コースの方がポジティブになれる方ではないかと見ています。かつての1分10秒台好タイム好走が数回ある馬ですし、追い切りは結構良く動けていたので、強気に突っ張ってほしい所。
ララクリュサオルは履歴を見てすぐにわかる新潟上手。
ダノングリスターも、トモが薄すぎてスピードしかなくてスタミナイマイチなのに、中距離で走っていた馬。ダッシュはいい方ですし、揉まれない外枠を引いてダート1200mでどうかと。

中京11R
平安ステークス
◎04.テーオーケインズ
○11.サンダーブリッツ
▲02.オーヴェルニュ
△05.メイショウハリオ
△10.スマッシングハーツ

昨年の平安Sも中京のダート1900mで開催されましたが、ここでは当時中京で無敵に近い履歴だったオーヴェルニュがアメリカンシードを交わして圧勝。58kgを背負い、1分54秒台走破でのものだったので、相当価値が高い内容だったと思います。
斤量を背負っていたとて、G2A級やG1級の地力上位馬であれば、スタミナの差でかなり踏ん張れる条件なんだな、ということがひとまずわかります。

翻って、ここ最近の古馬ダート中距離重賞戦線の趨勢。
昨年12月のチャンピオンズカップは、テーオーケインズの圧勝で終わったのですが、その後、チャンピオンズカップで敗れた馬が各地のダート重賞を勝ちまくります。
2着チュウワウィザードは川崎記念優勝→ドバイWCで3着。6着オーヴェルニュと8着スワーヴアラミスは、次走東海Sでワンツーを決め、7着メイショウハリオはマーチSを優勝。この3頭は再度今回のレースに会しました。
11着のカフェファラオはフェブラリーSを連覇。14着に大敗したクリンチャーは、次走大井大賞典で2着。
中京ダート1800mというコースが、結構非力なスピードタイプに有利で、妙な偏りが発生しまくる劣悪クソコースなのは間違いないと個人的には思っているんですが、それでも昨年のチャンピオンズカップに出走していた馬のレベル・密度がここ半年で一番高かったのは間違いないこと。
そして、そのレースを曲がりなりにも勝ったテーオーケインズの中京適性と単純な性能の高さは否定できないものだと考えます。

京王杯SCに出走したラウダシオンや、ヴィクトリアマイルに出走したソングラインのように、海外帰りの日本復帰初戦は、仕上げ過程が問題なかったとしても何かしらアヤがつきやすいというのは重々承知。実際のところ目標は先でしょう。
それでも、今回の条件でテーオーケインズを評価を下げるというのは無理ですね。直前に変な様子があるとも聞いていないので。
スワーヴアラミス、オーヴェルニュ、メイショウハリオはそれぞれ背負っています。重賞クラスで底が割れていない56kgの馬でチャンスがありそうなのは、蹄の不安を長らく抱えていたところからようやっと脱してきたサンダーブリッツぐらいでは?

東京11R
メイステークス
◎13.インテンスライト
○06.エイシンチラー
▲02.カレンシュトラウス
△11.ヒュッゲ
△09.ソッサスブレイ
△10.シュヴァリエローズ

本格的なG1仕様の超高速芝で行われるのに、メンバーは通常レベルのOPでも箸にも棒にも引っかからない弱い馬ばかりが集まるのがメイSの特徴。
指数的に力上位だからと1番人気に押し上げられる馬でも、東京1800mに必須の瞬発力性能をまるで発揮できない鈍足であることが多く、変な紛れも起きがち。
泣くほど競り合いで負けて、土をつけられてばかりの馬が人気になっていることを念頭に考えたいです。

真っ先に注目しているのは、菊沢一樹騎手からやっと替わったインテンスライト。
エイシンフラッシュ産駒はとにかくなまくらなだけでなく、気性面で脆いタイプが多く、とにかく乗り難しいキャラばかり。騎手も合う合わないが露骨に出ます。
インテンスライト自身も揉まれ弱い、競り合いの形からゴールまで態勢が変わらず…という競馬を20戦以上続けてきたわけですが、馬体の印象からは「お前本当にそんなのが実力なのか?」と感じていたところ。騎手が替わることでの変化(誰でもいいので)がかなりあるのでは?と見込んでいます。
エイシンチラーは新潟で結構いい競馬をしたように、軽い芝の方がいいタイプ。前走はスタートで致命的不利があっての内容。
逃げる馬、1列目で運ぶ馬が大分有利になりそうな気もしますが…。






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