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■シンザン記念 ◎ラスール ○カワキタレブリー +-+-+- ◎ラスール 昨年の桜花賞は年明け初戦だったソダシとサトノレイナスのワンツーで、3着にはフェアリーS勝ち馬のファインルージュが入った。皐月賞でもそうだが、今のクラシックレースはいかにゆとりある間隔で挑めるかが重要となっている。 このことからも、レースから桜花賞までに約3か月の間隔をあけられる、シンザン記念とフェアリーSの価値は今後高まってくるはず。特にシンザン記念は桜花賞前に関西への輸送を経験させておきたい関東有力牝馬に需要が高まることだろう。 ラスールはこの予測からも注目できる。デビュー戦は発馬が一息だったもののすぐにリカバリーして先団内を追走。直線では3着馬に寄られて窮屈になるシーンがあったのだが、全く動じることなく残り1F標識あたりで先頭に立つと後はリードを広げるだけ。良い脚を長く使って随所にセンスの良さを感じさせる快勝だった。 デビュー戦のIDMは44ポイントでメンバー中トップ。ノーザンF天栄で英気を養った今回はそこから更なる成長が見込め、指数を伸ばしてくると考えられる。スタートが悪くても中団内に付けられれば賞金は加算してくるはず。 +-+-+- ○カワキタレブリー パドックとレースの映像を見る限り、カワキタレブリーは体高が低くてピッチ走法で走る。そのため、本質的には1200〜1400mの方が向いているタイプなのだろう。 それでも、デイリー杯2歳Sでは荒れた馬場の最内を突いてセリフォス・ソネットフレーズと変わらない上がりタイムを記録。オッズを見る限り前走の好走はフロック視されているが、再度の好走は十分に考えられる。 叩き良化タイプかもしれず、中京ではさっぱりかもしれない。ただ、これだけ人気がないのはおかしい。松山騎手の手腕にも期待。 +-+-+- ビーアストニッシドの前走は直線でもう一脚を使えておりIDMも上位。今回は距離短縮&最内枠で逃げられるかどうかがカギに。 ソリタリオはレースの度にIDMを上げていて、キャリア4戦だった前走でIDM46に到達した。ラスールは1戦でIDM44を記録しているのでラスールの方を上に取った次第だ。左回り適性はあるので上位に来るとは思うが、人気順ほどのパフォーマンスを示してきたわけではない。 マテンロウアリオンは初戦のIDMが41ポイントで、2戦目で51ポイントに到達した。力があるのは間違いないが、前走は後方ポツンからの大外一気と大味な競馬過ぎたのがどうか。信頼しづらい。



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