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阪神11R 朝日杯FS
◎ジオグリフ
▲セリフォス
▲ダノンスコーピオン
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◎ジオグリフ
多くの競馬ファンにとって、9月4日の札幌2歳S以来となるレース間隔が不安の種になっていることだろう。
結論から言えばこの点に関しては心配無用。ノーザンF系の馬は過去に好走例の少ないローテでも走ると歴史が証明している。今回のジオグリフは脚元に不安があっての休養ではなく、十分な収得賞金があるので充電期間に充てていただけのこと。むしろ、ノーザンF天栄への放牧効果で、前哨戦を戦って在厩調整で挑む馬を状態面で上回っているとも考えられる。
ジオグリフの東京での新馬戦は序盤スローからの後半勝負で、レースの上がり3Fは11秒2−11秒0−11秒3。この流れを上がり最速で勝ち切ったことから阪神マイルでも鋭い末脚が使えるだろう。2戦目の札幌では一転して持続力勝負となったが圧勝。競馬場やペースを問わずに走れる完成度の高さは2歳マイル王に相応しい。
また、先週の阪神JFでは上手くいかなかったとはいえ、自分は木村厩舎の関西遠征は問題ないとみている。
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▲セリフォス
中内田厩舎はこれまでに挙げたGT勝利が全て2歳の阪神マイル戦。
■ダノンプレミアム…ケイアイF千葉からの帰厩初戦(中9週)
■ダノンファンタジー…NFしがらきからの帰厩3走目(中4週)
■グレナディアガーズ…NFしがらきからの帰厩初戦(中5週)
セリフォスは1週前に時計を出して当週の追い切りは軽め。これはテンションを考慮してのことだろう。今回が初めての在厩調整(中4週)なのでジャッジが難しいものの、この厩舎なら好状態でレースに臨めると判断した。
マイルでのパフォーマンスの高さは説明不要も、レース振りに難しさがある馬でもある。その点が不安なので放牧効果大と思えるジオグリフを今回は上に取った。
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▲ダノンスコーピオン
少頭数スローの競馬経験しかないとはいえ、キラーアビリティに先着しているのだから大したもの。ペースのせいで着差は毎回僅かだが、もの凄く強い馬である可能性がある。中距離馬に映るシルエットでも安田隆行厩舎ならマイルでも走らせてくるだろう。また、「安田隆行厩舎のロードカナロア産駒は上級条件で追い続けるべき」と厩舎名鑑でも記した。その通りの履歴なので評価する。
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馬券は◎−▲の馬連2点で。
毎年のように紐荒れしているレースだが、連までは堅く収まると予想した。
オタルエバーは3戦連続してIDM50付近を記録。能力上位ではあるが、言い換えれば指数を夏から伸ばせていない。
ヴィアドロローサは前走不利あり。それでいて着実に指数を伸ばしている点を評価できる。加藤征弘厩舎が芝GTでどうか。グラティアスもGTでは苦戦していた。
カジュフェイスは逃げたら完勝という馬。スンナリなら怖い存在だが短距離向きでIDMもそこまで強調できない。
トウシンマカオは京王杯2歳S2着なのでIDM上位。ラブリイユアアイズを評価できなかった自分にとっては、人気の後追いになるので評価しづらい。
ドウデュースは友道厩舎×ノーザンFしがらき。ただ、示してきたIDMが特別秀でているわけでもないので、配当面を理由に無印とした。
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