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★本日のメイン

中山11R
ディセンバーステークス
◎09.ゴルトベルク
○03.ラインベック
▲11.ダブルシャープ
△15.ハーメティキスト
△06.アドマイヤハダル

1800mばかり続けていることに不満はありますが、ゴルトベルクは単純に強い馬。
手先のバネが強力なのに、コンパクトな体型で脚の回転も速く、瞬発力のセンスとして元からOPレベルのものはありました。
ただレースで上がり最速を連発するわけでもなく、やたらと取りこぼすので、陣営からしてもガンガン格上挑戦させる気になれない…という感じなのでしょうか。
器用さ・機動力が確かで一定の水準の時計勝負なら十分対応が可能、そして1800mのレースであれば、クラスの壁に当たるまで評価し続けます。
ラインベックは、新潟記念の結果を終わってから見直すと、2番手併走で先行して僅差の5着に耐えたというのは、かなり評価できます。外ラチ沿いを追い込んだ馬同士のズブズブ決着でしたからね。
いっときは混迷を極めたような履歴を歩んでいますが、ある程度立ち直ったうえでOPクラスに飛び込めば、楽勝もあるかも。
ダブルシャープは、OPクラス安定レベルの馬ではないと思っていますが、多少時計が掛かってきたかな、ぐらいの芝になれば足りるはず。

アドマイヤハダルは、あんまりいい筋肉がつかなさそうな馬体に見えたので、皐月賞4着があったとて「そこまで強いか?」とは感じています。
履歴からは秋になってすぐ重賞に再挑戦してもおかしくない履歴のはず。相手弱めのOPは陣営の志が低い・見積もりがかなり弱いと感じますし、何か考慮しないといけない事情があるのかも。

中京11R
三河ステークス
◎03.ヴォワドアンジェ
○09.マテンロウスパーク
▲02.モダスオペランディ
△06.サトノガイア
△07.ワイドソロモン

スランプ真っただ中の馬が多いですし、大半が追い込み馬。
これは人気で決まってしまうレースでは?と思うんですが…。
日照がいいのに、意外と回復しにくい馬場状態にも注意したいです。だいぶ脚抜きが良いのは確かなようなので。

ヴォワドアンジェは、市川Sはだいぶ下手に乗りましたね。
出遅れて後方になったのはまあ仕方なしにせよ、4コーナーから坂下にかけて選択肢が多くあったのに進路をミスって詰まりました。
久々に揉まれて多少口向きの悪さを出して、意図しない操舵をした感じでしたし、まあ扱い切れていなかったと見るのが正解でしょうか。基本的には左回りかなり得意な馬で、スタートさえ決まれば。
浜中騎手は全国の中でも中京ダート1800mは相当得意なコース。マテンロウスパーク、モダスオペランディはまっとうな先行馬として素直に評価します。

阪神11R
朝日杯フューチュリティステークス
◎13.ジオグリフ
○03.アルナシーム
▲05.ヴィアドロローサ
△07.ダノンスコーピオン
△09.ドウデュース

先週の阪神JFでも、例年より馬場が悪すぎてよわよわの2歳馬には堪える話をしましたが、今週も同様。追い切りを見てもどいつもこいつも集中力がありませんし、軸が弱くて左右対称の走りができていない馬だらけですね。
朝日杯は例年1・2番人気が強烈で、事前に能力の高さが既にバレている馬が実際のレースでも安定しやすいレースなのですが、それは阪神がキレイな馬場状態を維持している時の話だろうと改めて感じています。
一応阪神JFでは1分33秒台に乗せはしたものの、今週は気温がさらに下がり渋った状況も発生したので、先週より1秒さらに掛かる可能性も考えられますし、バネ性能が全く必要ない、なんて可能性も十分あり得ます。
実際、阪神JFはエピファネイア→ロゴタイプ産駒で決着して、人気のサンデー系は全滅。弾けてしなる強みを生かしにくく、体躯が固まっていないと無理という状況でしょう。

ジオグリフはどちらかというとダートの方が成績良い、ドレフォン産駒ですね。
札幌2歳Sを楽勝し、あの勝ちっぷりを見た後でも、「ドレフォン産駒がG1でディープ系その他に競り勝つなんて無理無理」とハナから重賞戦線では人気先行タイプと決めつけていました。
しかし、のち競馬のトレンドを追いながら考えると、例年の前提がひっくり返っていてバネの良い馬の活躍する素地が失われていますし、何なら骨量の多い馬、立ち気味の繋の方が活躍し始めています。
スピードの勝ったタイプが不利だと先週話しましたが、今回の朝日杯も、サンデー系不利だと思った方がいいかもしれません。
展開も同じく、好スタートを切る気性の方が良くなくて、マイルや中距離以上で出遅れて押し上げるようなズブい方が向くかも?という状況。外枠を引いて、前半いいルートを選べるのもプラスでしょう。体力ごり押しタイプとして、だいぶいい条件が揃っていると感じました。

他で期待したいのは、連勝馬ではなく、スローの瞬発力勝負になると噛み合わずに競馬がグダるタイプ。
アルナシームは東スポ2歳Sで、出遅れから途中捲って進出する動き。前半にあれだけ遅い流れだったので、後方で黙ったままだとまずいとするのは正解。決して悪い競馬ぶりではなかったと思います。
ただ、位置を押し上げたあたりからスパートが始まり、なし崩しに脚を使わされてしまったのは不運だったと言えるでしょう。もともとそんなに瞬発力が素晴らしい馬でもないはず。後肢にもちょっと硬さがある方でした。
気性的に出遅れ気味、ある程度の機動力はあるものの溜めて運べる方。スピードタイプが撃沈する流れが見える状況ですし、巻き返しに期待したいです。
ヴィアドロローサは、京王杯2歳Sで12番に遮られるとんでもないスタート不利。外枠なのにさらに外へ押し出され、最初の遅れも4馬身以上あったので、あれはレースになりませんでした。真っ当に見直してもいいはずです。
疲れがなかったので追い切りもかなり動いていました。体型的にも阪神外回りが良さそうな…。
全体に非サンデー系の馬を重視したい場面ですね。






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