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◎17ナミュール ○18パーソナルハイ ▲16ベルクレスタ △8ステルナティーア、10サークルオブライフ、13ウォーターナビレラ ---- ◎17ナミュールは今回、中2週ながらノーザンFしがらきへの短期放牧を挟んでいる。ノーザンF系の馬とはいえ、このような超短期間の放牧に出るのは非常にレアケース。今年はスプリンターズS時のピクシーナイトが同じ中2週、同じノーザンFしがらき帰りで戴冠しているので、それを踏襲してきたのかもしれない。 水曜日の坂路では全体時計こそ遅めながら、併走馬を一瞬で置き去りにする抜群の動きを披露。これを見て、反動ではなく放牧効果による上積みがあると確信した。上位人気が予想される関東馬が初めての関西遠征となるなかで、輸送距離が短いという地の利もこの馬を後押し。万全の状態でレースに臨めると判断できる。 能力面でも非凡な才能があり、特に直線での末脚は一級品。1分33秒台で駆け抜けて上がり3Fを33秒0でまとめた赤松賞はGT級の走りだった。初戦と比較すると随分と追走ペースが速くなっているのだが、それでいて末脚が鈍らなかったのが素晴らしい。阪神外回りコースなら17番枠からでも前走を再現するような瞬発力が使えるだろう。 「放牧帰りのぶっつけ本番」によって前哨戦やトライアルレースを形骸化させたノーザンFが、今度は「中2週の放牧明け」を新常識にしようとしている。一度成功体験を得たノーザンFは侮れない。 高野厩舎は「牝馬×特別レースで買い」と厩舎名鑑に記した。その調整力を信頼する。 ---- ○18パーソナルハイはみなさんご存じ矢作厩舎の連戦馬。前走はナミュールの2着だった。伏兵扱い?だが前走の村山式IDMは52と優秀。 逃げなければ脆い可能性は否めないが、今の矢作厩舎の勢いも無視できない。右肩上がりにIDM(能力指数)を上げていて、「厩舎×間隔」はA評価。 普通に考えて、叩いて良化していると思うのは自分だけ? ---- ▲16ベルクレスタは良い位置取りから良い末脚を使えるタイプ。ナミュールのような爆発力はないかもしれないが、初めての右回りでも崩れるシーンが想像できない。同じ牝馬ではリリーノーブルのようなイメージ。(分かりますかね?) 須貝厩舎が2歳戦に強いことは皆が知るところ。ノーザンFしがらきへの放牧を挟んでの関西圏ならサークルオブライフよりも上位に評価できる。 ---- △8ステルナティーア、10サークルオブライフ、13ウォーターナビレラ 人気の3頭も消せない存在。 ステルナティーアの過去走は、どうもテンが遅すぎる。リアアメリアのように追走力不足で敗れるのが怖くて上位には評価できなかった。 新潟での走りを見てGT級だと思ったのだが、同じような流れのサウジアラビアRCでは最後に脚色が鈍っていた。鞍上がルメールJで、素質自体は素晴らしい馬だとは思うのだがこれは押さえまで。 サークルオブライフは国枝厩舎×牝馬。アルテミスSでの走りも優秀だった。毎年必ずと言っていいほど牝馬クラシックで好走してくる厩舎なので、無印にするという選択肢はない。上位評価を避けたのは○▲がより魅力的に見えたから。 ウォーターナビレラは強さがレース内容に表れにくいのかも。毎回キタサンブラックを軽視していた人がいかにも嫌いそうだ。まだこれといった短所が見つからないので、点数が広がっても押さえるべきと判断した。 馬券は◎から印への馬連だけ。ステルナティーアとの馬連はあえて少額にして、当たっても微プラスになるようにする。そのぶん、他の組み合わせが的中した際のリターンは大きくなるという考え。といっても、人気どころばかりなので合成オッズは2倍程度だが。。。



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