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■スプリンターズS ◎14ダノンスマッシュ ○04ピクシーナイト ▲11ジャンダルム 注12レシステンシア △02ミッキーブリランテ △07タイセイビジョン △09クリノガウディー △16モズスーパーフレア 今年の前哨戦はセントウルSが最もハイレベルだった。 ただし、今回は「中2週」×「関東遠征」と調整が難しいことに注意が必要。前走からパフォーマンスを伸ばせるかは微妙なだけに、「ゆとり」や「フレッシュさ」が物を言う現代競馬のGTでは別路線組に注目したい。 別路線組でGT好走級のパフォーマンスを示したことがあるのは、ダノンスマッシュ、アウィルアウェイ、モズスーパーフレアの3頭。アウィルアウェイは昨年の当レースで3着も、これは展開が向いたのが大きかった。モズスーパーフレアも昨年ビアンフェとやりやっただけに、ピンパータイプで信頼は置きづらい。このことからダノンスマッシュが軸馬に相応しいと判断した。 また、土曜日の馬場を見る限り、レース当日は早めの時計が出そう。時計に対応できる馬、内枠先行馬が相手候補となる。 +-+-+- ◎14ダノンスマッシュ ダノンスマッシュはとにかく放牧明けに強く、これまで国内で挙げた重賞7勝は全て「中6週以上」の間隔だった。一方、距離や馬場の影響があったとはいえ、中5週以下の重賞では【0・2・1・4】と苦戦している。 19年、20年のスプリンターズSは不得手な間隔で馬券圏内に好走しているように、スプリント能力と中山適性の高さは現役屈指のものがある。 今年は4月の香港以来なので「中6週以上」に該当。今春の高松宮記念と同様の「ぶっつけでGT」であり、一週前までに時計を出し、当週サラっと流す調整も当時とほぼ同じ。状態面に不安はない。 展開に左右されない強みがあるので、あとは外枠でも川田騎手がロスなく運んでくれれば。 ○04ピクシーナイト 中2週ながらノーザンFしがらきへ放牧に出ている。放牧効果推進派の私にとっては喜ばしい調整も、裏を返せばそれだけ「中2週」×「関東遠征」での状態面に陣営は慎重になっているとも言えるだろう。(NHKマイルCで12着に敗れたのも「中2週」×「関東遠征」) ただ、この馬のスプリント性能は高く評価したい。初めての1200mを1分6秒1で走り、2戦目では開幕週の15番枠からのレースでレシステンシアに肉薄。今回は前に壁が作れる2枠4番。上昇中の3歳馬なので、一気にIDMを上げてきても驚けない。 ▲11ジャンダルム 前走のレースコメントが「アオって躓く致命的な出遅れ。直線外を鋭伸」であるように、五分の発馬ならこの馬が勝ち切っていただろう。中山1200mの春雷Sを1分7秒3で完勝しているようにコース適性は高い。本当に発馬だけだと思う。 池江厩舎の厩舎評価(芝)が78ポイントと低いのがやや気になるが、そこまで高い厩舎も他にないので問題ないとジャッジした。以前の池江厩舎は連戦で多くのGT好走があった。その経験に懸けたい。 注12レシステンシア ファンタジーS勝ちが中2週。高松宮記念2着が中3週と、在厩調整で高いパフォーマンスは残せている。関東遠征で馬体を減らす傾向にあり、先行激化の可能性があるので上位評価は避けた。 それでも、時計対応可能でIDM上位。GT実績もあるタフな馬で鞍上がルメールなら3連複の2列目には置くべきと判断した。 △02ミッキーブリランテ △07タイセイビジョン △09クリノガウディー △16モズスーパーフレア ミッキーブリランテは内枠が得意な馬。 タイセイビジョンはジャンダルムを買うなら買わなければいけない。この馬も絶望的なポジションから差を詰めている。 クリノガウディーは右回りでは厳しいかもしれないが、立ち回り巧く近走は高いレベルで安定している。 モズスーパーフレアは中山得意で時計対応可能。昨年のような極端なペースにならずにハナを切れれば。 3連複 ◎-○▲注-○▲注△



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