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★本日のメイン

札幌11R
札幌2歳ステークス
◎09.ジオグリフ
◎06.オンリーオピニオン
△01.リューベック
△07.アスクワイルドモア

函館、札幌の経過を追っていても、ちょっと力量差が良くわからない…というのが正直な所。
今年もルメール騎手は北海道シリーズの2歳新馬戦は絶不調だったようですね。ルメール騎手は函館+札幌の2歳新馬戦騎乗機会(全距離対象)が11鞍あったのですが、もちろんすべて上位人気だったのに、たったの1勝のみ。
本当にひどい、夏場の間は調子が悪い…ということではないんでしょう。そもそもルメール騎手は素質馬に乗れる確率が高いとはいえ完全に過剰人気している状態ですし、東京の新馬戦では1カ月の間に3勝して、新潟の新馬戦はパーフェクト連対。
ルメール騎手が北海道シリーズに騎乗する間、いい2歳馬がそもそも北海道シリーズに出回らなかった=デビュー即確勝レベルの馬は北海道にいなかったと見るべきでは?
ひいては、今回のメンバーをざっと見渡しても、人気薄で勝った馬がやたらと多いですし、トーセンヴァンノが未勝利の身で函館2歳Sに挑戦、続いてコスモス賞を勝ったように、北海道シリーズの2歳戦はレベルが超絶に低いと考えるべきでしょう。
となれば、北海道以外の場所で、美浦や栗東できちんと追い切られた経験があって、十分な準備期間を経てこのレースにぶつけてきた別路線の馬の方が、アドバンテージがあるのではないかと思います。

東京デビューのジオグリフ、福島デビューのオンリーオピニオン。どちらもまずまずの期間を取って放牧先で乗り込んできた馬だと思いますが、直前追い切りの動きはかなり良く見えました。
ジオグリフの父ドレフォンは今年デビューの新種牡馬ですが、産駒はどれも飛節の折りが非常に深い形で、バランス的にちょっと微妙に見えるのですが、強い筋肉で脚力勝ちするパターンが多いですね。
産駒の今のところの成績傾向として広いコース優勢、小回りデビュー馬はイマイチ…と出ているのですが、小回り苦手というのはちょっと思えないんですよね。基礎スピードが低い分、短距離が苦手(6〜8月デビューはローカル中心、1200mデビュー馬が増える)というだけではないか?と思っています。中距離なら小回りがいいはず。
ジオグリフにいろいろ不安要素が多いのなら、キズナ産駒のオンリーオピニオンの方が、札幌2歳Sの舞台にはサッと対応できる器用さを見せそうなので、こちらを選ぶ手もありそうですね。

小倉11R
テレQ杯
◎10.ダノンシティ
○09.ジョニーズララバイ
▲11.ロードベイリーフ
▲12.トライハード
△06.マッスルマサムネ
△07.オースミカテドラル

木〜金曜日にだいぶ雨量があったようで、芝コースはグズグズの不良馬場。
多少は土曜日当日に回復するかもしれませんが、気温が急上昇するような快晴でもなさそうなので、渋った状況は維持するでしょう。
となれば、もう開催末期の4回小倉ですし、馬場の内側はもうどうしようもない状況でしょう。先行馬もレース運びは難しいはずで、単純に外枠の差し馬の有利が結構大きいのではないかと。
時計が掛かる決着になるのは必至で、ゴツゴツしたタイプがむしろいい馬場ですし、新潟直線好走のジャスパージャックやビアイら、スピードが勝ったタイプでは我慢できなさそうです。

外枠を引いたジョニーズララバイ、ダノンシティともに小倉が得意で、悪い馬場での好走履歴もある馬。ダノンシティは小倉しか走らない履歴で、短い期間でしか好調が続かないタイプですし、今は評価するべきでしょうか。
悪い馬場で2連勝したロードベイリーフも、いい仕上がりで臨めていれば。
まともな芝ではない、という意味で、トライハードの久々の芝挑戦がプラスになるかも。

新潟11R
古町ステークス
◎11.フルデプスリーダー
○13.トランスナショナル
▲02.キャンディバローズ
△06.カフェスペランツァ
△04.ニュートンテソーロ
△10.フローリン

3歳馬不在。決してこのクラス実力上位にいると言えないメンバーばかりで、条件変更で性能を上げてきそうな馬が多そう。気になる穴馬が多いです。
しかし注目しているのは、あまり大した追い切りもなしに札幌を勝ち上がり、今回の動きがかなり良いと感じたフルデプスリーダー。
先行力があって、脚の形が新潟向きのように思えます。放牧明けはいつも好走していますし、疲れていないのなら結構良い過程ではないかと思いますし。
トランスナショナルは、2勝クラス昇級後はちょっと時計性能不足のように見えますが、そもそも中山ダートがベストの馬ではないのでは?と思っていました。
この馬も直前の追い切りが良くて、立ち直った気配を感じます。去勢がプラスになったかも?
キャンディバローズは別に障害未勝利戦を除外食らったわけではないと思いますが、メインレースに出てきました。元々ダート中距離で逃げ・先行で結果を出してきたスピードタイプですし、森一馬騎手も平地が全然ダメという騎手でもありません。
使い込んで馬体が減り続けるとダメなタイプですし、障害に出ていた時は裂蹄テープを巻いていたようなので、足元改善後にしっかり追い切れて得意条件に戻るなら。







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