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東京11R ヴィクトリアマイル マイル戦&牝馬同士のレースである今回はさすがに、二枚も三枚も格が上なグランアレグリア。この馬の凄いところは後半の末脚だけではなく、テンのタイムがどんな距離でもほぼ同じという点である。近5走の同馬のテン1F,2F個別ラップを見てみると、 テン1F-テン2F 131-111:20高松宮記念 128-111:20安田記念 129-109:20スプリンターズS 129-110:20マイルCS 127-112:21大阪杯 このように見事なまでに安定している。今回はハナを狙う馬が複数頭いるため、昨年の安田記念に近い位置取りになりそう。当時の後半ラップは11.0-10.8-11.9。トップスピードに乗る速さ、それを維持する持続力は一級品だった。 このようにマイル戦ではテン良し、終い良しであるグランアレグリア。今回この馬の敵となるのはタフな競馬を強いられた大阪杯から中5週しか間隔が空いていないという点だろう。幸い今回は、短期とは言え外厩(ノーザンファーム天栄)に出せているし、調教系の指数も問題ない数字だった。 敵は”見えない疲れ”ただそれだけだろう。 18頭中8頭を占める4歳勢。人気はレシステンシアが先行しているが、大外枠かつ、メンバー的に楽に逃げられるのは難しそう。前走や桜花賞のように控えてもそれなりには走れそうだが、グランアレグリアに接近できるのか?までは微妙。 今回は成長著しいマジックキャッスルの台頭に期待したい。詰めの甘さを払拭した2走前の愛知杯。外々を回しながら後半4Fラップは11.4-11.7-11.6-12.1をマーク。ラスト1F12秒1は同タイム3位を0.3も引き離す好タイム。 キレ味勝負となった前走は2着に敗れたが、ペースが流れることが濃厚な今回は、持ち前の持続力でグランアレグリアに詰め寄りたい。 ◎Eグランアレグリア ○@マジックキャッスル ☆Aシゲルピンクダイヤ



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