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阪神11R 天皇賞春 連続24日開催最終日&外回り→内回りの特殊コースで行われる今年の天皇賞春。近2年のように勝ち馬の後半3Fが34秒台となるような展開になるとは考え難い。となると、道中澱みのないペースで流れての持久力(スタミナ勝負)を想定したい。 【菊花賞組を評価する】 菊花賞組といっても、どの世代を評価するのか? 今回はスタミナ勝負となった2019年の菊花賞組を評価したい。 まずは勝ち馬ワールドプレミア。序盤はスローペースで入ったが、道中はペースが落ち着くことなく進み、最後はスタミナ比べになった同レース。ワールドプレミアは中団前の内を巧く立ち回り、後半3Fを11.8-11.6-12.4で上がって勝利した。ラスト1F12秒4は一見すると大したことの数字に見えるが、道中の位置を考慮すると十分すぎるタイムである。 長期休養明けだった3走前のジャパンカップは、上位とは離されたが後半4Fは11.4-11.8-11.5-11.7と悲観するほどのタイムではない。 2走前の有馬記念も勝負所でモタつきながらも5着まで食い込めたように、「どんな状況でも最後まで脚を使える」のがこの馬の最大の長所だろう。 4着のディバインフォースは菊花賞では後半3Fを12.1-11.5-12.2でまとめて4着に浮上。流れが向いた感は否めないが、”スタミナ性能”という面ではここでも通用するのではないか?とみる。 5着メロディーレーンもスタミナ性能に長けている。昨年のこのレースは11着と大敗したが、それは流れが向かなかったもの。スタミナ比べとなった同年の阪神大賞典で5着食い込んだ。斤量面はかなり厳しいが3着に割って入る可能性はありそう。 世代は違うが、前走の阪神大賞典で”ド持久力勝負”を制したディープボンドもお忘れなく。その阪神大賞典では縦長展開から勝負所でスッと反応し、後半4Fを11.8-11.8-12.2-12.9で駆け抜けた。ラスト1Fはメンバー最速のタイムをマーク。菊花賞のような持続力勝負となるとアリストテレスの方が上だが、持久力ではコントレイル世代ではトップだろう。 ◎➀ワールドプレミア ○Kディープボンド ▲Gディバインフォース 注Oメロディーレーン 注Eマカヒキ 近走は全く結果を残せていないが、これはテンが遅すぎず流れにのれず最後だけ脚を使っているからである。テンの1F目、2F目はゆったり入りそうなこのレースではいつもより前の位置につけられる可能性はある。大きくバテた経験はほとんどないので、位置取り次第では馬券圏内に絡む可能性も。 △Aアリストテレス ☆Jメイショウテンゲン



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