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★本日のメイン

新潟11R
福島民報杯
◎10.ツーエムアロンソ
○02.ゴーフォザサミット
▲12.アドマイヤジャスタ
△13.トーセンスーリヤ
△15.マンオブスピリット
△09.ウインイクシード

どうやら新潟競馬場は日曜日になっても雨雲が停滞したままで、ずっと悪い馬場のまま回復しないようです。土曜日の時点で馬場はだいぶ緩く、通った所はすぐ掘れて泥が飛ぶ状態。
まともに瞬発力が通用せず、路面のグリップ時点から問題が生じるわけで、完歩小さい馬のスタミナ切れが心配になってしまいます。土曜日の競馬を見ていると、ずっと馬群の外を回ったとて有利には感じません。
四肢のコンパスが長く、馬体の横幅ばかり分厚くて基本的には鈍足の、スピードで勝負していないタイプの逆転があると思います。

一番の期待はツーエムアロンソ。今回のメンバーで一.体重が重たく、トビが大きいのですが全然シャキシャキ動けない不器用なタイプ。
大敗が続いていた時もパドックでは動けていたので、変な方向に適性が振られているキャラだと感じています。今回は注目したい場面。
ゴーフォザサミットも、青葉賞を勝ってからいいところがありませんが、飛節の角度がかなり悪いだけで足腰はしっかりしています。ラグジャリーの仔は重以上の芝で好成績を挙げている傾向なので。
また、アドマイヤジャスタはかなりの骨太、かなりの胴長。ずっといい気配でパドックを歩いていますが、瞬発力勝負では全く役に立ちません。中距離で上がりが掛かる馬場なら、変わり身があると思うのですが。

阪神11R
アンタレスステークス
◎05.グリム
○03.レピアーウィット
▲14.ロードブレス
△04.テーオーケインズ
△08.ヒストリーメイカー

阪神とはいえダートの1800mという非常にオーソドックスな条件なので、アンタレスSは起こっている結果はかなり妥当な方。
1番人気がよっぽど変なマークを食らって敗れることはままあるものの、実績上位馬&上位人気馬総崩れということは起きません。ハンデ戦でもなし、マーチSとはちょっとレースの質が違います。
近走真っ当に強敵相手に健闘していて、直前もしっかり追い切れている馬を順当に評価すべきレースです。
ここ2年好走できているアナザートゥルースが、落ち目で怪しいと感じるのなら、G1でも好走できているヒストリーメイカーや、重賞複数回勝利があるグリムを素直にピックアップすべきだと考えます。
阪神のダート1800mの性質のことや、あるいは馬場状態に対しての細かい適性の差をいくら考え込んだとて、現実には持久力で押し切られてしまうのがダート重賞の日常です。

昨年も2着に好走したグリムがある程度動けているように感じたので、昨年よりも軽い56kgなら素直に行くべきかと思いました。
テーオーケインズが近走絶好調で、今回やけに注目が集まるようですが、6走前の鳳雛Sでミヤジコクオウやダイメイコリーダ辺りに敗れているので、重賞クラスの相手強化になった時、脆さを見せがちなタイプではないか?と感じます。

中山11R
皐月賞
◎09.ラーゴム
○15.グラティアス
▲13.タイトルホルダー
△07.エフフォーリア

そもそも先週の時点で外伸び傾向のあった荒れ馬場の中山ですし、雨が降ってだいぶ悪化していますから、日曜日に晴れたとて急回復はしないでしょう。
また、追いきりを見ているとエフフォーリアやダノンザキッドらもあまり動けていません。今年ルメール騎手が騎乗したのが、一度も騎乗機会のないアドマイヤハダル。グラティアスじゃなかったのは少し驚きました。
この馬とダービーを目指したいと感じ取れる馬がルメール騎手の手に渡らなかった=2歳時点で見えていた有力馬の勢力地図が、各馬の成長が思ったほどではなく、年明け3歳になってから大幅に変更されてしまった証拠でもあるでしょう。
2歳中距離重賞勝ち馬が、年明けになって敗れてばかりだったのは、ダノンザキッドが勝ってきた東スポ杯とホープフルS上位馬が、タイトルホルダーを除いて年明けになって敗れてばかりなのを見ても明らか。ステラヴェローチェが歩んだサウジアラビアRC→朝日杯FSも、後から上位好走馬を見直すと「何だったんだこのレベル??」と驚いてしまうほど。
例年に比べても大混戦ムードが漂っていますし、当日のパドック比較をしてみたら前日に考えている以上の驚きがあるのではないか、と期待しています。
そのうえで馬場の偏りが発生しそうな状況なのも、難しさに拍車をかけています。

追いきりの動きを見て期待を持てると感じたのは、ラーゴムとグラティアス。
ラーゴムはアイビスSで見た時は、まだ骨量多すぎの鈍足馬という印象でしたが、そこから半年近く経って今回の直前写真を見るに、だいぶ変わってきた印象です。腰の支えもだいぶしっかりしてきましたし、手先の緊張感が出るようになりました。
きさらぎ賞は明らかな外伸び馬場で、道中先行馬は結構急かされる展開なのに、ラストの坂になってもタフに粘る面を見せましたし、ヨーホーレイクよりタフな競馬をして粘れたのは偉いと思います。
日曜日の馬場が悪化するのはステイゴールド系統の馬にとって大歓迎できる材料。当日は必ず注目したい1頭です。
グラティアスはセンスの良さに関してなら抜群。超スローの競馬を2戦したのみで、大幅に時計を詰めなければ足りないのは事実も、今年のメンバーで比較するならそのバネの良さを評価したい1頭。
タイトルホルダーは、東スポ2歳S当時よりも明らかに背丈が伸びていて、前走弥生賞も中山の坂を苦にしないところを示しました。
同型が多くはなりますが、馬場が特殊なので一度ペースを掴んでしまえば後続を翻弄する流れに持ち込めてもいいはず。
エフフォーリアは相変わらず前脚の掻き込みが重たいのが気がかりですが…。当日の気配を見てから。

ダノンザキッドは、2歳の時から腰がバシッとハマっていた分でスタミナ勝負の際、かなり完成度で強みを生かせていた馬です。
追いきりでは後肢の緊張感が大分半端に見えましたし、ひょっとしたら後躯の良さが失われてしまっているのでは?と感じる動きでした。高額条件でのジャスタウェイ産駒のなまくらさも気になりますし、果たして…。






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