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中京11R 高松宮記念 【誰が逃げるのか】 もはや説明不要だが、絶好の4番枠に入ったモズスーパーフレアが今年もハナを切れるだろう。同馬のJBCを除いた近5走のテン1F,2Fタイムをみてみると… 5走前:12.2 10.8 4走前:12.1 10.8 3走前:11.5 10.3 2走前:11.9 10.1 1走前:12.1 10.4 平均 :11.96 10.48 テン1F目は遅くても12秒2で、2F目は10秒台前半を連発。コース形態的にテンが速くなるコースを含んでいるとはいえ驚異的なダッシュ力である。昨年のような楽逃げとはいかなくてもスンナリハナを切ってマイペースに落とせれば粘り込みに期待できる。 この馬に競り掛けられるとしたら2走前の同コースで前半2ハロンを11.8-10.3で逃げたKセイウンコウセイぐらいだが、枠の並び的に無理して競り掛けることはなさそう。 人気の一角Oレシステンシアは「逃げ」の印象が強いが、それはあくまで1400m以上の距離だからできていたこと。この馬の近5走のテン1F、テン2Fタイムをみてみると… 5走前:12.2 11.2 4走前:12.7 11.1 3走前:12.3 10.4 2走前:12.5 11.0 1走前:12.3 10.5 平均 :12.4 10.84 参考 :12.33 10.78(桜花賞除く) 距離の違いはあれど、モズスーパーフレアとはずいぶん差のあるタイムである。この馬の場合逃げなくても折り合いはつくため、「逃げられないから評価を落とす」ということはしないが、ただ、油断していると中団からのレースになってしまう可能性はある。 【誰が追い込んでくるか】 グランアレグリア級の追い込み馬は不在で、これ!といった決め手をもっている馬は@アウィルアウェイぐらい。そのアウィルアウェイは状態面がイマイチ。 【となると好位組】 好位組で評価したいのはシルクロードSの2着のライトオンキューと3着のラウダシオンだ。2頭ともにそこそこのペースで追走しながらラスト1Fを11秒9でまとめきった持久力はなかなかのものである。 シルクロードS個別ラップ ライトオンキュー 12.5-10.9-11.0-11.0-11.2-11.9 ラウダシオン 12.5-10.8-11.0-11.1-11.2-11.9 前者は今回はかなり良い状態でレースに臨めそう。道悪も苦にしないタイプなので雨予報も問題ない。 後者は左回りはここまで2-2-1-0と相性抜群。懸念されるのは近5走テン1F平均タイムが12秒52とそこまで速くない点である。その分評価は下げたが、前走のようなレースができれば上位に食い込む可能性はある。 好位組で忘れてはいけないのがMダノンスマッシュ。2着に粘り込んだ昨年のスプリンターズSでは先行勢総崩れの中懸命に耐え切った。あのペースを刻みながらラスト1Fを12秒1で耐えきった点は素直に評価できる。 20スプリンターズS個別ラップ ダノンスマッシュ 12.2-10.4-11.0-11.5-11.4-12.1 何かとスタートを失敗することがあるので、評価は3番手までとしたが、躓かずに五分でスタートを切ることができたら勝機はあるだろう。 Hインディチャンプは好位から中団に位置づけて、一瞬のキレを活かすという競馬が持ち味だが、それができるのは1600mに限定した場合である。テンの1F目が近走で最も速かったのが前走の12秒6。昨年並みのスローペースになったとしても、好位で追走するには物足りないタイムである。 ◎Bライトオンキュー ○Cモズスーパーフレア ▲Mダノンスマッシュ 注Iラウダシオン △Eダノンファンタジー △Oレシステンシア ☆Kセイウンコウセイ



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