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★本日のメイン

小倉11R
豊前ステークス
◎02.ジェミニズ
○11.ダノンロイヤル
▲03.サンライズホープ
△01.ミステリオーソ
△14.テオレーマ

脚抜き良い馬場になると巨漢大トビの方が活躍しだすのが小倉ダートの特徴で、土曜日の小倉メインも、当日の馬体重が500kgを超えていた5頭のうち4頭が掲示板に載り、1〜3着を独占しました。
意外なほど逃げ馬・捲りタイプが有利にならず、展開を荒らして沈む結果になりがち。いつもは展開が合わずに沈む鈍足追い込み馬に、今回は注目してみます。

ジェミニズは未勝利時代から数えて5回も転厩している苦労人ですが、2018〜2020年にかけてたった12勝しかできなかった石栗龍彦厩舎に所属。
石栗厩舎が明らかに絶不調シーズン真っ只中だった2019年に移ってきて、紆余曲折を経ながら2勝を挙げたのは、背景を考えれば大金星と言える内容。良い仕上がりだったことはついぞなかったと思いますが、馬自身の能力あってこそでしょう。別の厩舎に移って仕上げが変わればもうちょっと伸びしろがでる馬のはず。
今回は新谷厩舎に移籍して4戦目。近2戦は最後尾近くを追走して上がり最速を記録、続けて0.2秒差まで詰めており、かなり立ち直ってきている印象。
展開のアヤが生まれやすい状況であれば、十分チャンスがあると思います。

中京11R
東海ステークス
◎06.インティ
○12.アナザートゥルース
▲09.ダノンスプレンダー
△11.オーヴェルニュ
△10.ハヤヤッコ
△01.グレートタイム

今年は東海Sが中京に戻ってきましたが、京都でどうとか中京でどうとかではなく、ここまで直近に強い雨が降ったのなら、どう見積もっても高速ダートでしょう。
オープンどころか重賞級の馬が集まって、中京ダート1800mの重馬場以上なら、どう間違っても差し追い込み馬が届くわけがない。
プレッシャーの少ないレース展開でスピードのみが問われ、あれよあれよの前残り決着となるのがオチでしょう。

そうなれば全盛期には劣るとはいえ、さすがにインティは中心視せざるを得ませんし、前走ちょっと流れが良くなかったアナザートゥルースも、展開有利と見直せます。
デュードヴァンやハヤヤッコは、大分気配が良さそうに思えるのですが、スタミナを要する展開にならないとキツイタイプなので、今回はだいぶ評価を下げます。

中山11R
アメリカジョッキーズクラブカップ
◎08.ラストドラフト
○10.モズベッロ
▲02.サンアップルトン
△06.ベストアプローチ
△09.アリストテレス
△16.ジェネラーレウーノ

中山競馬場は土曜日の開催中からずっと雨が降り続いて馬場が悪化したばかりか、夜半も一切止む様子がないようです。日曜日になっても、勢いが弱まることはあっても、晴れることはないと。
それならばもう、不良馬場前提で予想を組み立てた方がいいでしょう。

クッション性が失われて相当上がりが掛かる決着でしょうし、骨量ありすぎて普段はスピード足らず瞬発力不足の結果になりがちなタイプに浮上の目がありそうな状況だと思います。
ラストドラフトはやや立ち蹄ですし、お尻も水平尻で体高があるのに飛節が太目。後肢が頑丈で重たいのは、体型的に今回の状況に合う方ではないかと思います。
2000mではトップクラスどころか、同格レベルの馬相手でも瞬発力不足。コーナーを大きなトビで走れる反面、次の一歩に移るのが遅くて、馬群の中にいると明らかに回転数で負けているシーンをよく見ますが、上がりが掛かる・ロングスパート比べスタミナ勝負になると流れに乗れるタイプ。
昨年のAJCCも、上位2頭がラチ沿いインベタを回っていたのを尻目に、馬群を避けるように4コーナー大外を回って3着に飛び込んでいました。コース適性や悪い馬場で発揮する性能の高さ自体は、これで評価できると思います。
ステイフーリッシュが今年は調子良さそうに見えないことや、3歳馬のレベルがあまり高くは感じられないことなどを踏まえると、昨年より今年はメンバーのレベルが(スタミナ目線で)低い可能性があるのでは?

日経賞2着と宝塚記念3着があって、今の馬場状況が向いていそうなモズベッロ、意外と重賞戦線でも通用しているサンアップルトンに注目しています。
明け4歳世代牡馬は、どうも見掛け倒しというか、勝負所で追走負けが目立ちます。やっぱり強烈に弱い世代なのではないかと思っているのですが…。
無観客競馬が終わってスタンドに人が増えてくると、いよいよ厳しくなってくるのでは?と危惧しています。






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