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★本日のメイン
小倉11R
門司ステークス
◎09.キメラヴェリテ
○05.ペオース
▲06.カラクプア
△11.ソリストサンダー

キメラヴェリテはスタミナ必須の北海道2歳優駿を逃げて押し切ったダート巨漢馬。
3歳クラシック戦線に出走しては、大敗しまくって履歴を汚していますが、芝を多少こなせるとは言え、やや腰が引ける姿勢で蹴りが伸びる形でもないです。小出しに脚を使って仕掛けを加減する逃げ方はできませんから、上のクラスの芝はさすがにきついでしょう。
スピードで突っ張る小回りコースなら、古馬相手でもOPクラスの性能はあるはず。今回は大幅な条件好転で、相対的に見ても55kgは結構有利です。オメガレインボーを制して逃げられれば。

オープンクラス好走馬は、相対的に斤量を背負いすぎのように感じますが…。
小倉ダート1700mは骨太・巨漢有利なコースではあるものの、コーナーカーブでビビッドに加速していかないと勝負にならないと思うので、58kgや59kgは出脚勝負でも4コーナーでも後手を踏むことになりそう。また、軽いことがかなり単純な有利で働くのでは。

中京11R
日経新春杯
◎08.サトノインプレッサ
○14.ショウリュウイクゾ
▲09.ヴェロックス
△10.アドマイヤビルゴ
△15.レクセランス
△03.サトノソルタス

例年の1回京都で行われる日経新春杯なら、内ラチ沿いが絶好のAコースなので、インベタを徹底してスタミナを温存し、直線の上がりに賭ける戦略が合うのですが、12月から続く折り返し開催の中京芝2200mでは、様子が変わります。
馬場の内が悪く、そもそも外差しが決まる状況になっていますし、コーナーカーブがキツイ内を守りすぎても、惰性に乗せられません。
メリハリの効いた脚を使って馬場の外を回る戦略の方が良いですし、馬群の外を回った方が有利になるので、外枠不利がありません。むしろ外枠は加点。
そしてこのコース特有の性質として、高額条件では特にディープインパクト産駒が強力。同産駒でオープンにまで上がってくるレベルであれば、他のなまくら血統と比較してのアドバンテージが大きいということでしょう。

G1戦線では全然ハマらなかったサトノインプレッサですが、この条件は能力・性質的に相当良いのではないかと思っています。
後肢の伸びは抜群にあるのにトモ幅が薄すぎで、単純加速性能はもう一つ。スタミナに特化した条件でディープインパクト産駒有利のコースなら、というところ。中間の追い切りも良かったと思いますし、決して終わった馬ではないはず。
逆にアドマイヤビルゴは体躯のスケールもない小ぶりな体つきですし、これまで運動神経に頼ったタイプ。
京都新聞杯の時は仕掛け早が影響したか、ラストの50mで脚が続かなくなりました。ある程度重賞で戦ってきた相手に、2200mでなおかつ56kgで挑むのは酷では?

中山11R
京成杯
◎10.プラチナトレジャー
△01.タイムトゥヘヴン
△03.グラティアス
△05.ヴァイスメテオール
△11.ラカン

前走逃げか2番手追走で勝った馬ばかり。履歴がこうまで偏ること自体あまりないのでは?
3歳重賞の短距離であれば、こういう前走脚質の組み合わせになりがちですが、中距離の重賞でどの馬が行くのか、ペースがどうなるのかわからないのは稀。
昨年はスカイグルーヴが同型の強力馬を蹴散らして圧勝するかと思われたものの、ゴール寸前でクリスタルブラックの強襲に遭いました。
スピードが勝ったタイプがスピード性能で他馬を凌ぎ、隊列優位を確保して押し通す、そういう位置取りの差で計算が立つようなコースではないということでしょう。
追走ではとぼける部分がありつつも、距離の我慢が効いて末が確かな馬の方が、京成杯ではベターなキャラだと言えるでしょう。

プラチナトレジャーは相当上がりが掛かる不良馬場を追い込んで勝った馬ですが、東スポ2歳Sでも見劣りはそれほどしませんでした。速い上がり性能の差だけです。
結局ホープフルSまで制したダノンザキッド相手に、わざわざ後ろから運んで0.4秒差なら、それなりに確かな性能があると言えるはず。
東スポ2歳Sよりも、今回の方が条件は合うと思いますし、他に大きくメリハリをつけて追い込むような性能がある馬は少ないので。
どういう戦略に転じるのか、どの人気馬も全くわからないので、あくまで当日の気配を確認しつつになるかと。







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