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フォーチュンカップの本馬場入場曲は今年も「恋するフォーチュンクッキー」なのか気になるところ
中山11R 有馬記念
昨年はただ一頭別次元の脚をみせたリスグラシューが勝利。同馬のラスト1Fのラップタイム(公式基準)は11.9と同タイム2位のワールドプレミアを0.5秒上回る桁違いの強さだった。
近年の傾向として挙げられるのは、後半3Fの「瞬発力」勝負となったのはジェンティルドンナが勝利した2014年ぐらいで、ほぼ「持続力」ないしは「持久力」勝負になるという点である。
今年は3歳馬バビットの参戦が、例年の傾向である「持続力」「持久力」勝負へと近づける。
【頭ひとつ抜けた存在は…】
天皇賞秋のコラムでも書いた通り
クロノジェネシスは「瞬発力」「持続力」「持久力」ともに一級品。「瞬発力」はこのメンバーだとフィエールマンには劣るが、「持続力」に関してはここではトップだろう。
既に書いたように、有馬記念の傾向、そして今年のメンバー構成的に「持続力」「持久力」寄りの展開になりそうという点もこの馬を後押しする。
【単騎逃げこそが…】
前走の菊花賞ではハナを譲り、2番手からの追走となったバビット。レース前にも指摘したとおり、
「持続力」「持久力」は優れものだが、気性面、展開面が不利となり10着と大敗。今回はキセキ次第ではあるが、単騎で逃げることができれば粘り込みに期待できる。
【成長株】
5歳牝馬にして夏以降の成長が著しいサラキア。ここ3走の後半4Fラップを振り返ってみると…
3走前:小倉日経OP
11.7-11.5-11.1-11.4
2走前:府中牝馬S
12.0-11.5-11.8-12.4
前走:エリザベス女王杯
11.3-11.4-10.9-11.4
圧巻なのは前走のエリザベス女王杯。ラスト2F区間を10秒台で走りながらラスト1F区間はメンバー中最速の11.4をマーク。重馬場で行われた府中牝馬Sもラスト1Fを12.4でまとめきれており、「持久力」も優れている一頭。
テンの1Fは13秒台中盤で安定しているため、ゆったりと運べる14番枠はこの馬にとってはプラスだろう。
【フィエールマンとラッキーライラックは…】
両馬ともに「持続力」という面で劣るのでは?という評価。フィエールマンは本調子でなかったとはいえ昨年の有馬記念のラスト1Fラップは13.0と持続力勝負に対応できず止まったという感じであった。勝利している今年の天皇賞春・秋ともに「持続力」よりも「瞬発力」が問われる展開。そういった要因で今回は見送り。
ラッキーライラックは前走のエリザベス女王杯では3角から押し上げた形で勝利しており、一見すると「持続力」はあるように思えるが、ラスト1Fはメンバー中5位タイと一息なタイム。宝塚記念で対応できなかったように、「持続力」勝負ではやや分が悪いとみる。
◎Hクロノジェネシス
▲@バビット
▲Mサラキア
△Cラヴズオンリーユー
△Eキセキ
△Iカレンブーケドール
☆Kオーソリティ
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