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★本日のメイン

中山11R
ディセンバーステークス
◎10、ガロアクリーク
○01、サトノダムゼル
▲05、コスモカレンドゥラ
△03、レッドサイオン
△04、ホウオウピースフル

土曜日の中山芝は時計がかなり掛かるようになり、外差しも十分決まり始め、だいぶ微妙な馬場状態になってきたと思われます。となれば、G1〜重賞クラスの格上相手に戦ってきてた馬の体力が活きる場面。
馬自身の履歴の中で中山が得意だということよりも、前走戦ってきた相手と比べて落差が大きい馬の方が好走しやすいレース。
実際、今回1〜4番人気に評価された馬で決着しやすいので、人気馬はまっとうに評価すべきだと思っています。

ガロアクリークは追い切りも問題ない様子ですし、体型的に長く脚が続かない方ではあったので、今回の距離短縮は大歓迎。戸惑うほどのペースで運んで残す先行馬もいないですし、馬場もやや外差し寄り。これで3歳56kgなら余裕で足りるはずです。
サトノダムゼルは基本的に体型がカチッとまとまった形で器用さ重視のタイプ。これまで一切1800mでは崩れていませんが、最内枠を引いたのならまたここでも本来の性能を期待できるかと思われます。
新潟の開催後半で、外差しがズバズバ決まる状況だった新潟記念。捲りもやってくるような展開で先に動かされ釣られたようなものでした。高い位置からサッと動けるようなら、勝ちまで見えてきます。
デキの良さが目立ちながらも、近走はいいレース運びができていなかったコスモカレンドゥラとレッドサイオンには、巻き返しを期待したいところ。

中京11R
三河ステークス
◎05、メイショウベンガル
○03、ムーランアンディゴ
▲06、ベルダーイメル
△08、ヨドノビクトリー

決着時計がいつも1分23秒台に突入しているレース。
前走3勝クラスで4着以内か、あるいは2勝クラスを好タイムで勝ってきた馬が、毎年上位を独占している過去履歴なので、いかに近走リズムが大事かレースかということです。

スピード勝負になるととにかく安定感あるのがメイショウベンガル。
初ダート挑戦した時に、ダート1400mで1分24秒4を記録した好素材。ユニコーンSでは距離が持たず踏ん張れませんでしたが、スピード馬場ならかなり期待できそうなタイプ。距離も良い方。
ムーンランインディゴは前走の馬体気配が非常に良かった馬。気の悪さも去勢で改善したようですし、ある程度高い位置を取れれば。
ベルダーイメルは初の短距離ですが、本当に持久力の高い馬なので、砂を被らない位置で流れに乗れるようなら、ぜひ上位に数えたい1頭。
ダート1800mでもあれだけいい時計、かつ高いスパート性能を示していますし、序盤の追走を戸惑ってしまう位置でなければ、期待は高まります。

阪神11R
朝日杯フューチュリティステークス
◎08、レッドベルオーブ
○07、ステラヴェローチェ
▲16、スーパーホープ
△05、ドゥラモンド
△04、ショックアクション
△15、ロードマックス

朝日杯FSが中山マイルから阪神外回りに替わってから、極端に追い込み馬優勢になった印象が大きいです。
阪神JFからたった1週間だけ開催がズレ込むだけでも、内が荒れて馬場がちょっとでも悪化する影響が大きいのか、あるいは今年のようにレース開催時の気温が先週よりも大幅に下がるためなのか、芝の質が急に変わります。
瞬発力が必要になるというのは見た目の決着傾向ですが、本質的には、テンのスピードが勝ったタイプがずいぶんと対応しにくくしており、長い直線の最後の坂に向かう前に消耗しきっている例が多いということです。
だからこそ、京王杯2歳S組は追い込みに近い脚質で勝った馬でないと通用せず、たまに昨年の3着グランレイのように、無欲の追い込みから馬場の大外に回った馬が上位に急に食い込む例が出てくるのでしょう。
実力横並びの中から天秤で選ぶのなら、力のある先行馬<出遅れがちの差し馬を見た方がベターだということ。圧倒的な実力で勝てる馬は別。

2レース続けて差す競馬でレコードを更新したレッドベルオーブは、ディープインパクト産駒でバネのある走りができる強みなど、総合的に評価しますが、他は弱点の方が良く見つかります。
全体に見ると、ホウオウアマゾンやモントライゼが隣の枠になったり、明らかにスピードが勝ったタイプのブルースピリットのデキの良さが光ったりと、かなり前の組はやり合うようなレース展開に思えます。
直線でもうひと悶着はあるのではないかと。逆転する期待はどちらかというと粗削りな競馬をして圧勝したステラヴェローチェ。
そして出遅れからのひと捲りで勝ち上がってきたドゥラモンドや、行き脚が遅れながらスピード勝負のデイリー杯2歳Sで好走したスーパーホープ。この辺りの激走には期待しています。







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